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2012年6月25日 (月)

心霊を脳波で科学する・・・。遠隔治療の達人、来訪!

「今日、素晴らしい能力をお持ちの男性が脳波を測りに来て下さいました。後日ブログで紹介します。半分が過ぎようとしていますが、今年初めての本物の達人です。本物は隠れる時代に、本物に巡り会えるのは貴重です。自称能力者は沢山いますが、脳波を測ると何の変哲もありません。」

と、ツイッターでつぶやいた件の報告である。

研究者用高性能簡易脳波測定器BrainPro「FM-929」 の導入を検討してくださっているという男性からお電話を頂いたのが先週の火曜日、さっそく翌20日(水)にお越し頂く約束をした。台風4号の影響を心配したが20日未明には関東を通過し、午前中は何とも瑞々(みずみず)しい空が富士山の方向から東京に広がっていた。2012620102

セッションは、11時から15時迄の4時間に及んだ。

さて、何からどのように報告しようか・・・。

氏は、都内で鍼灸マッサージの治療室を営んでおられる。また、心霊を科学的に研究する公益財団法人で講師を務められ、この度、評議員に任命されたそうだ。「FM-929」は、この財団に導入したいとのこと。

うーん、難しい・・・。誤解されそうだ。早合点されそうだ。

“心霊”という言葉を聞くと、あなたはどんなイメージを想起するだろうか?

私は、心霊写真を思い出す。そして、イコール“いんちき”“怪しい”“偽物”と、ネガティブな言葉が次々と浮かんでくる。

脳波研究やメンタルトレーニングの分野に身を置いてかれこれ25年になるが、同じサポートする側でありながら、間違った心霊写真に歓喜する人達を沢山見てきた。例えば、「水玉が沢山写っている」とか、「手足が消えた」という類だ。

カメラをちょっと囓っていれば、なぜそのように写ったのか理解できるし、再現写真を撮ることも可能である。だから、そんな写真を以てスピリチュアルなどを語られると、一気に興醒めしてしまう。

だからといって、私が心霊現象を否定しているというわけではない。

中学生の頃だったと思うが、田舎の祖父母の家に大勢の親戚が法事で集まったときのことだ。その夜、宴もたけなわとなったとき、一人の叔父が私にこう言った。「知浩君、墓に独りで行って来れるか?」と。

私はそのゲームを平気でやってのけ、墓に行った証拠品を叔父に見せた。叔父はビックリした顔で、自分には絶対にできないと感心してくれた。

しかし、本当のところは私も怖かった。怖さの半分は、「猪や猿に遭遇してしまうかもしれない」という心配だ。だから、月明かりだけの裏山の細く長い坂道を登っているときは、獣に自分の存在を早く知らせて逃げさせるために大きな声で歌った。

私の心を占めていた恐怖のもう半分は、「もしかしたら幽霊が出るかもしれない」というワクワクした怖さだった。

なぜ、“ワクワクした怖さ”だったのかというと、幽霊が本当にいたら自分自身の世界観が大きく変わるからだ。否、変わると言うよりも劇的に広がるからだ。そして、そうするとテレパシーや念力、魔法などの能力も現実のことかもしれないと。

多くの人がそういう期待感を多かれ少なかれ持っている。そして、実生活が困窮している人ほどこの傾向は強い。

例えば、そういうお母さんに育てられている子供は、いわゆるUFOを目撃したり、心霊現象的な話をよくする。母親からの影響をもろに受けているからだ。

しかし、母親の生活が落ち着いてくると、子供はそんな話をしなくなる。母親から発せられる妄想が無くなるからだ。

心霊現象への期待感が大きくて妄信的になると、ちょっとした変化や違和感を心霊現象に結びつけたり、無意識からのメッセージなどと言ってしまう。

私の仕事柄、いわゆるスピリチュアルカウンセラーとたまに話すこともある。もちろん本物もいらっしゃるが、多くは偽物の思い込みである。

しかし、そういう偽物も、素直でまじめな人の場合が多い。ただし、安直なのだ。

例えば、私が観てもらっているときに、窓から光が差したとする。偽(未熟)カウンセラーは、私を取り巻く明るさの変化に気づいて、それを元に占う。「良い兆しが出ていますよー」と。あるいは、エアコンが自動で働いて風温が変わったとき、その温感を以て占う。一事が万事で、そういうことが、枚挙に遑(いとま)がない。

そのタイミングで照明(そのときは、窓の外の街灯が点灯したときだった)や空調が変化した偶然も、それを必然であると考える見方もあると思う。しかし、私に偽物と思わせてしまう理由は、そのカウンセラーの見識(物事を深く見通し、本質をとらえる判断力)の弱さだ。とてもこの人の言葉には乗れないと感じてしまう。

上辺だけで、そして思い込みで暫く生きることも可能だが、地に足が着いているとは言えない。そういう生き方は結局長続きしないし、多くの人に長く支持されることもない。

念のため、ここで言葉の意味を確認しておこう。

“心霊”を辞書で引くと、「肉体を離れても存在すると考えられる、超現実的な心の主体。魂。霊魂。」とある。

“心霊現象”を引くと、「死者の霊魂と生者との交霊現象、テレパシー現象、千里眼的現象、念動・念写など、現在の科学では説明できない超自然的な現象の総称。」とある。

恐縮だが、私が「偽物のスピリチュアリストだ!」と斬り捨てるカウンセラーやヒーラーは、真偽の区別ができない人なのだ。全てを一緒くたにしてしまう。安直に・・・

閑話休題。

来訪された氏に、脳波測定器「FM-929」の使い方をデモンストレーションした後、氏の心霊的能力を実際に披露してもらった。

私が写真を提示すると、そこに写っている人の「現在」と「撮影当時」の状況を感じ取り、的確に描写された。

次に、私自身にアプローチしてもらい、実際にヒーリングも受けた。数分が経った頃だろうか、私の左鼻の奥(鼻腔を形成している骨)が“パチッ”と鳴った。そして、その後のセッションの間中、肋骨の違和感を解放したくて、私は何度も背筋を伸ばしつつ胸をグーッと開くような動作を繰り返した。

これらの体験が、溜まっていたストレスの解放現象であることは、心霊素人の私でも容易に想像できた。

他にも、私の脚を叩きながら「このテンポの波動を感じます」と。私はそれが約5Hzであることがすぐに分かった。この辺のリズムの脳波をいつも研究しているからだ。「私が最近やっている貧乏揺すりのテンポです」と告げると、氏はにっこり笑って頷かれた。

私は普段、貧乏揺すりはしないが、当日の一週間程前辺りから貧乏揺すりをしている自覚があった。単なる貧乏揺すりではなく、貧乏揺すりに意識的な揺すりもプラスして、大きく且つ力強く揺すっていた。何らかのストレスが溜まっていたのか、何かの波動にシンクロしていたのか、それは今でも分からない。

当然、お客様を迎えているときには貧乏揺すりなんてしない。しかし、氏にはハッキリとこのリズムが伝わってしまったようだ。

治療中における氏の脳波は、ミッドアルファ波が優勢で、中でも10.5Hzが特徴的だった。そして、デルタ波も強くリズミカルに出ていた。

デルタ波についてはノイズの可能もあり、今後の更なる検証が必要だが、波形を見る限りノイズの影響ではないとの印象を私は持っている。ただ、その最中、私は目を閉じていたので氏の様子を観察できていない。いずれにしても、さらに多角的に検証してみる必要がある。

残念だったのは、セッションの終盤で私の気分が少々悪くなり集中力が途切れてしまったことだ。鼻孔が埃っぽいようなむずむずした感覚だ。瞑眩(めんけん)反応かとも思ったが、どうやら埃がセッションルームに入ってしまったことが原因のようだ。

その日は爽快な気候だったので窓を開けていたのだが、後半は粉塵(ふんじん)が入ってしまったようだ。

10年前はとても窓を開ける気はしなかった。すぐに足の裏が黒くなるからだ。都政のお陰で大分空気も良くなっているが、この日は午後から粉塵が舞ってしまったようだ。

またまた話が逸れた。閑話休題。

氏が評議員を務められる公益財団法人の協会は、関東大震災があった大正12年(1923)に設立されている。そして、昭和24年(1949)には財団法人に、その後、法改正に伴い公益財団法人となっている。

理事や評議員も錚々(そうそう)たる面々だ。その中に、自律訓練法の重鎮で、30年ほど前に脳波測定器のカタログに推薦文を書かれた先生も発見した。その頃からは格段に進歩した脳波測定器で、どんなエビデンス(科学的根拠)が得られるか、とても楽しみである。

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まだ協会の了承を得ていないとのことなので、ここに協会名を告知することは控えたい。また、氏のHPに協会へのリンクが掲載されているので、氏のお名前を紹介することも控えたい。

同じ理由で、この日の脳波解析のグラフを掲載することも控えたいと思う。

セッションが終わり帰られるときに、写真を4枚撮らせて頂いた。その中の一枚である。私よりも二つ年上だが、非常に若々しい男性だった。

氏や協会と共に、心霊分野を科学的に探求できる日が楽しみである。

脳波測定を通じて、様々な分野のファインブレインに出会えることに感謝しつつ、今日はこの辺で・・・

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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