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2019年7月 4日 (木)

能力開発トレーナーとして恥じ入った・・・、SHELLYさんの凄い能力。テレビ朝日の「ハナタカ!優越館」からオファーを頂いて。

「・・・『あかいきつね』と言いながら『みどりのたぬき』とスマホに打ち込むことは難しい。また、その理由をコメントして頂けませんか?」

テレビ朝日「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」スタッフからのメールだった。

難しいもなにも、そんなこと出来ないだろう・・・、と思った。

私はスマホの入力には時間が掛かるが、PCのキーボードならタッチタイピングが出来る。入力中の文節後半で、他に意識を向けながらでも問題なく入力できる。

PCで試してみた。

『あかいきつね』と言いながらキーボードに「みど;■`@!$”・・・」無理だ。

二十数年前に私が指導していた能力開発セミナーで、以下のようなデュアルタスクの課題を余興でやっていたことがある。

課題1.左腕を上下させながら、同じテンポで右腕は三角を描く。

両腕を上げた状態から始めれば、カウント6で再び両腕が上で揃うはずだ。

課題2.左手はパー(全指を伸ばした状態)、右手は親指だけ折った状態から、両手一緒に指を折りながら10まで数える。

カウント10で、最初の状態になるはずだ。

初めての人は出来なくても、少し練習すると誰でも出来るようになる。プチ能力開発の達成感が味わえるのだ。

しかし、今回ご相談頂いた課題は・・・

そういうことは出来ない、という理由を用意して撮影に臨んだ。

撮影クルーを弊社に迎え、撮影の準備が進んでいた時の会話に驚いた。

ディレクター曰く、「SHELLYさんだけ出来たんですよねー。2回やっても・・・」

しぇ、SHELLYさん凄ーい・・・。ビックリした。本当に驚いた。

いつもなら、例えば脳波測定の結果を私が解説するVTRがスタジオで流されて、タレントの皆さんがそれを見るというステップだ。

ところが今回は、既に結果が出ていて、それの事後解説という訳だ。だから、私が解説しているシーンに、それをスタジオで見るワイプのタレントさんはいない。

6月13日に放送された番組の画像をお借りして振り返る。

Hanataka2019061301

 


「これが一発で出来るということは、脳の中の情報処理をするスペースが広くて、複数の作業を同時並行する能力に優れていると思います」

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「赤いきつね」と言いながら「みどりのたぬき」と入力できるか。ペルセペスさんからのハナタカ投稿だ。

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前振りの後、スタジオの皆さんが挑戦していくがことごとく失敗。

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途中、ボケとツッコミがありながら・・・

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そんな中、SHELLYさんだけが出来た!

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「この場合、喋ることと文字を打つという別のことを、どちらも1つの脳から指示を出そうとしています」

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「脳の作業記憶は、2つ以上の処理を同時におこなうことは苦手なんですが、中には信号をうまく切り替えて、高速で複数の処理を出来る人もいます」

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「SHELLYさんのような複数の言語を処理できるような方は、そういう能力が発達したのではないかと考えられます」

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「何歳になってからでも脳の処理能力は鍛えることが出来るので、ぜひ日常的にやってみて欲しいです」

Hanataka2019061310

 


脳の働きは何歳になってからでも、(粘土を練り直すように)再構築することが出来る。この性質を“脳の可塑性”という。

それにしても、SHELLYさんの能力には驚いた。

この実験結果を聞いたとき、すぐに「SHELLYさんがバイリンガルだからか」と思い当たった。

もしかすると3カ国語以上話せるマルチリンガルかもしれないので、ディレクターと相談して、「複数の言語を処理できる」という表現にした。

私は昨今の“早期英語学習熱”には首をかしげる一人だが、SHELLYさんの脳内で“能力の波及効果”が生じていることは確かである。すなわち、ある能力が活性化すると、関連する周辺の能力も引っ張られるように顕在化する現象だ。

ある能力が活性化すると、その働きを担う脳の領野が実際に広くなる。広くなった領野で余裕を持って関連能力を発揮できるのだ。

キーワードは、「デュアル(マルチ)タスク」と「ワーキングメモリー」である。

ワーキングメモリーについては、セルシネのYouTubeチャンネルに掲載した動画「情報循環モデルの中の理性的自我の役割を知る」でも触れているので参考まで。

Hanataka2019061311

 

 

SHELLYさんの脳を覗いてみたくなった。

SHELLYさんのことはテレビでお見かけするぐらいしか知らないので、本当はもっと別の理由もあるかもしれない。

それにしても、このお話を頂いたときに「そんなことは出来ないだろう」と性急に思い込んでしまった自分が恥ずかしい。能力開発トレーナー失格である。

改めて能力開発の大きな可能性に気づかせてくれた番組とSHELLYさんに感謝。

セルシネの「テレビ番組協力実績」紹介ページ


セルシネ・エイム研究所 和田知浩
https://selsyne.com/aim/

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