カテゴリー「2.人生成功のアドバイス」の45件の投稿

2015年7月16日 (木)

脳波測定によるリアルタイム入眠判定の難しさ、そしてできること。

昨日もテレビのバレエティ番組から「“脳波”で入眠判定して欲しい」との相談があった。入眠導入サプリメントや寝具メーカーからも同様の依頼がよくある。しかし、リアルタイムにココ(で入眠した)とはなかなか判定しにくいのだ。

その理由を改めて本稿で述べたいと思う。

終夜睡眠脳波については、弊社ウェブサイト「終夜睡眠脳波の分布グラフ例」で解説している。

ここに掲載している脳波の分布グラフを案内しながら、番組制作スタッフに入眠判定のアドバイスをした。

アドバイスをしていて、もっと“入眠時”(入眠期)に特化した脳波測定例が欲しいと思った。

そこで、過去に私自身の睡眠脳波を測ったデータから、入眠について分かりやすいものを選んで、同ページに「入眠時(入眠期)の脳波」コーナーを新設して、その脳波分布グラフを掲載した。

本稿にもその分布グラフを掲載しよう。

Nyuumin450

この脳波は、高性能簡易脳波測定器「BrainProFM-929」を用いて、脳波解析PCソフト「パルラックス・プロ」でデータ化したものである。但しそのままでは入眠判定がしづらいので、分布グラフを表示できる「パルラックスF」用ファイルに変換している。

「パルラックス・プロ」のデータを「パルラックスF」用に変換する裏技は、「脳波解析PCソフト『パルラックス・プロ』の測定データを、『パルラックスF』で開く方法」で紹介している。

なお、「パルラックスF」は縦軸(時間)を3分の幅でしか表示できないので、画像編集ソフトで繋いでいる。

測定スタートから約1分までは体動によるノイズが大きいので、表示をキャンセルした。

キャンセル前のノイズが混入した分布グラフは、こちらに掲載している。但し、アーチファクト機能もオフにしているので、上のグラフとは若干の違いが生じている。

このままでは画像が大きいので、俯瞰してご覧頂きやすいように縮小画像も掲載した。

分布グラフから分かるとおり、9分20秒辺りからα波が途切れ始め、まどろみ状態であることが分かる。そして、15分40秒辺りでα波は沈静化し、逆にδ波が継続的に強く出現し始めている。即ち入眠である。

入眠時刻を判定して欲しいとのご依頼をよく頂くが、本例のまどろみ時間のような約6分20秒をどのように判定するのかが一つの課題なのである。当然、このまどろみ時間は同じ被験者でも毎回違うし、まどろみ時間がほぼゼロの場合もある。

更には、α波優勢の時間もほぼゼロで、即刻入眠する被験者もいる。

測定結果を後でこの分布グラフのように俯瞰的に観れば、入眠時刻を判定することは比較的容易である。しかし、リアルタイムに「今入眠した」と判定する場合には、まどろみ時間で再びα波優勢になる場合もあるので難しい訳だ。

以上のことをご了承頂いた上でなら、入眠判定は可能である。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2015年1月25日 (日)

心を定めると現実に現れる。汗して心を耕してきた人は、種を植えるだけで実が生ることを実感している。

先程ツイッターにつぶやいた。

「心を定めると現実に現れる。汗して心を耕してきた人は、種を植えるだけで実が生ることを実感している。」

気律脳波の測定プロジェクトがご縁で精神統御の達人と会話すると、いつも上の言葉がわき上がる。僭越ながら私自身もこのことを“実感”している。

上の言葉をつぶやいた後、16年前に寄稿した文章のことを思い出した。生涯教育を提供する会社でセミナー展開する部門のマネジャーをしていたときのものだ。

以下にそのまま転載する。

 セミナーが終了した後、一人の男性が「もっと詳しく教えてください」と、自己コントロールについていろいろ質問されて来ました。それに一つひとつお答えし、1時間ほど経った時「最後に一つ」と、潜在意識の働きについて疑問をぶつけてこられました。私も潜在意識について、その質問の視点で考えたことが今までに無かったので、すぐには答えられませんでした。しかし、それに関する2,3の質問をキャッチボールした時、ぱっと私の中でひらめきました。その見解を伝えると、男性はみるみる目が輝き「少し興奮状態です」という言葉を残して帰って行かれました。この男性は独立されて数年が経つ、30代で現役ばりばりのデザイナーでした。
 「よしよし・・・」と、ちょっとした満足感を抱きながら席に戻った時、「これってトンチだよな」と、ふと思ったのです。そして、トンチときたら、そう一休さんです。漫画からの知識しか無かった一休さんについて、もっと詳しく知りたくなりました。さっそく会社の帰りに紀伊国屋に寄り「一休さん」を検索してもらい、そのコーナーへ行き、5,6冊あった中から一番読みやすそうなのを選んで買い求めました。ちょっと紹介しますと・・・

   有漏路(うろじ)より 無漏路(むろじ)へ帰る 一休(ひとやすみ)
   雨ふらばふれ 風吹かば吹け

 有漏路とは、煩悩の境涯をいう。すなわち「漏」とは煩悩で、これを取り去った悟りの境涯が無漏路である。この二つの路、二つの世界は、悟った者から見れば、わずかな隔たりである。となり合わせである。だから、「有」と「無」との中間で一休みするという境地、これが悟りである。

 師は言った「お前は、これから一休と名のるがいい」
          ※安藤英男著 「一休 逸話でつづる生涯」  鈴木出版(株)

 一休が大悟する2年前、25歳の時の事だそうです。一休は大悟する前にも後にも実に軽妙な頓知(トンチ:即座に働く智恵)で自分自身、そして多くの人々を救っています。
  何か問題に直面した時、私たちは困窮するがあまり、思考の幅が非常に狭くなってしまいます。そして相談を受ける側も、一つの技法やテクニックに固執してしまうと、柔軟な対応ができなくなってしまいます。私は、新しくカウンセリングの技法を学んだときは、2,3回意識して使ってみるだけで、それ以降は無意識の方に放り込んでおきます。そのテクニックにこだわり続けると、良い結果が得られなくなることを経験的に感じているからです。ユニークな心理療法、催眠療法の実践家として知られるミルトン・エリクソンも言っています「もっとも利用すべきものは、セラピストの無意識である」と。このことはセラピストに限らず、私たち自身の生活にも通じるものがあると思うのです。頓知のセンスで柔軟に。活路がきっと浮かんでくるはずです。            

転載終わり。

精神統御の達人も、“一休み”する。そして、必要ならメンタルセットして(心を定めて)現実世界に欲しい事象を現す。

メンタルセットしているときの脳波はもちろんアルファ波が優勢である。但し単なる優勢ではなく、非常に強いボルテージ(40fsμV以上。0.5Hz幅辺り)のアルファ波だ。

達人認定基準の脳波については、弊社「気律脳波検定」紹介ページに掲載している。

メンタルトレーニングを支援する音響ソフトSSDS-GAM「実現」を販売している。ダウンロード版の紹介や試聴コーナーもあるので是非!

トータルセッションでは、パーソナルサポートからセミナー、一年間に渡るチーム支援を行っている。体験セッションも用意しているので是非!

閑話休題

達人は心の緩急がとても上手である。そしてもちろん、“心休”の時にも“心定”の時にも矩を越えることはない。

「心を定めると現実に現れる。汗して心を耕してきた人は、種を植えるだけで実が生ることを実感している。」

心を定めて種を植えるとは、「心を落ち着けて、欲しい結果をイメージする」ということだ。更に上達してくるとイメージすることすら必要ない。ただ心を落ち着けるだけで良い。

この境地に至る過程で身に付けた技法は、全てが「無用の長物」と化す。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2015年1月 9日 (金)

精神統御の達人とレム睡眠の共通点。脳波測定と自律性解放の視点から。

脳波を測定していると、被験者の閉じた瞼が小刻みに振動していることがある。少し緊張していたり疲れているときに軽く目を閉じた際に誰にでも起こりうる現象で、自律性解放という好転反応の場合もある。

瞼ではなく、その奥の目玉がキョロキョロと忙しなく動くこともある。いわゆる“レム(REM:Rapid Eye Movement)睡眠”時の現象である。

入眠から眠りが深くなるにつれて、筋肉の緊張も緩んでくる。デルタ波の含有率が最も多い睡眠ステージ4が、脳波的には一番深い睡眠であるとも言える。

しかし、筋肉の緊張弛緩の側面から見ると、ステージ4よりももっと深い睡眠と言える状態が次に来る。それがレム睡眠である。眼球は急速運動を起こし、逆に全身の筋肉は最も弛緩している。このときに人は夢を見る。

レム睡眠時の優勢脳波はアルファ波である。

入眠からレム睡眠までのステージ移行は約90分を要する。これを何度か繰り返した後に目覚める。90分サイクルの睡眠ステージグラフをご覧になった人も多いだろう。しかし、実際に測定してみると、ステージ移行のばらつきはとても大きい。

睡眠時の脳波の遷移については弊社ウェブサイト「終夜睡眠脳波の分布グラフ例」で解説している。

さて、レム睡眠時の急速眼球運動は何故、何のために起こるのだろう。

夢を見ているときにキョロキョロ動くことから、「視覚対象を追っているから」と考える人もいる。しかし、視覚体験がないために視覚的夢を見ない先天性視覚障害者にも睡眠中の急速眼球運動は起こる。

他にも幾つかの仮説があるが、どれも決め手を欠くようである。

実は、脳波測定をしていると、同じように被験者が急速眼球運動を起こすことが他にもある。ヨーガや禅などの達人が精神統御した際である。

私はこれを、“レム覚醒”(REM覚醒)と呼ぶことにした。

恐らく、レム睡眠とレム覚醒はほぼ同じ生理状態にある。違うのは、眠っているか目覚めているかだけである。この違いは大きいが・・・

レム睡眠のことを逆説睡眠と呼ぶ人もいる。前述したように、身体的には筋肉が最も緩んで深い脱力状態にあるのに、脳は覚醒時に似た脳波だからだ。

禅僧やヨーガ行者は、この生理状態に入って自らの精神を昇華させていく。

レム睡眠ではアルファ波が優勢なので、徐波(デルタ波など)が優勢なノンレム(non-REM)睡眠の時よりも覚醒しやすいように思うが、実際には、被験者は夢に集中しているためか起こされにくい場合もある。(もちろん、自然な目覚めはレム睡眠後というのが普通である)

アルファ波は単なるリラックスではなく、集中力の指標でもある。

レム(急速眼球運動)が起こる原因は、眼筋が充分に緩んだことによる拮抗筋電位の解放かもしれない。否、脳内情報処理と連動しているのだろうか? 原因はやはりまだ分からない。

言えることは、睡眠時のレム(REM)で私達は鮮明な夢を見る。そして、精神統御の達人は瞑想中のレムで特異なイメージを受けている或いは描いているということである。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2014年11月26日 (水)

脳波は脳の意識集中状態を表す。それ以上でもそれ以下でも無い。

第4期-気律脳波の達人「ザ・マスター」検定で収集した脳波の解析を一通り終えた。残念ながら合格者は出なかったが、最大値が39.7fsμVという高いアルファ波を示す受検者もいて収穫は多かった。
Kiritunouhakentei201411261

気律脳波の達人認定基準はとても高く設定している。そのため、明らかに能力が高いと思われる受検者がギリギリのところで不合格となるケースもある。そのときの残念そうな表情に真摯さを感じると共に、ちょっと申し訳ない気持ちにもなる。

一般的には、認定基準該当脳波(0.5Hz刻みの周波数)の強さは精々10fsμV代であり、20fsμV以上出る人は強い集中力を持っておられると評価できる。以前にもこのブログに投稿したことがあるが、昔、新人研修で二十数fsμVを出したOLの、事務処理速度とその正確さは群を抜いていた。

認定基準該当脳波が強く出るということは、“落ち着いた意識集中”状態であるということだ。

一般的な人の脳波と座禅歴5年の男性、そしてヨーギニー伊藤玲子先生の脳波をグナヨーガ紹介ページに掲載している。
(「グナヨーガ」は、アイアンドオン社の登録商標です。)

私が気律脳波の達人を探す目的は、サポーティング・バイオフィードバック訓練のノウハウを構築するためだ。ビデオ 第1回「気律脳波の達人『ザ・マスター』認定証授与式」とインタビューで述べている通りである。

脳波を測定することにより、意識の“集中”状態が分かる。どのように、そしてどのくらい集中しているかだ。・・・眠ることでさえ“集中”である。

理想の生き方、理想の人間像を実現している人のことを、私は「コルパー」と呼んでいる。

コルパーに成り、コルパーであり続けるためには、“心構え”の確立が重要である。人は結局、自分の心構えが作る現実を生きることになるのだから。

ご好評をいただいているメンタルセット/イメージトレーニング支援音響「SSDS-GAM『実現』」のダウンロード版を先日発売した。

SSDS-GAM「実現」は、あなたの脳波をアルファ波に誘導し、心構えの種を植え付けていく。

アルファモードになる、アルファゾーンに入るということは、イメージという種が脳に根を張って大きく育つための環境作りなのだ。

どんなに素晴らしいイメージを植え付けても、脳内環境が痩せていては実にならない。すなわち現実化は期待できない。

「正しい脳内環境作り」と「正しい種の植え込み」は、コルパーに成るための重要な条件である。どちらが欠けてもうまくいかない。たとえどちらかの条件が大変優秀でも、もう一方が未熟ならば大したことはない。

逆に、脳波が認定基準に達しなくても、どちらの条件もそこそこあれば大いに人生を謳歌できるのである。

気律脳波の達人検定とコルパー化支援を展開する中で、このことを改めて述べておきたいと思った。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2013年8月26日 (月)

アルファ波が強いと素晴らしい・・・?

あなたの考えはどうだろうか? そもそも、“強いアルファ波”と聞いたときに、何μV(マイクロ・ボルト)ぐらいをイメージしただろうか? ある人は10μV程度、別の人は100μV程度、それぐらいの開きがあったとしても不思議ではない。

あるいは、[μV]という単位の想像もつかずに、単に“大きい”というイメージだけだった人も多いだろう。

そのように各々が違う前提条件を、しかも漠然と想定する中で、「アルファ波が強いとリラックスしている」とか、「アルファ波が強いと集中力が増している」とか、「アルファ波が強いと呆けている」とか、「アルファ波が強いと眠気を感じている」とか議論しても無意味である。

また、脳波測定器の仕様によっても表示される脳波のボルテージは全然違ってくるし、頭のどの部位を測定するかによっても違う。

さらには、脳波は非常に微弱な電位であるからノイズ混入の影響も大きい。ほとんどがノイズである測定結果を見ながら評価する愚を犯してはならない。

私は、気律脳波の達人「ザ・マスター」を脳波測定によって認定しているが、その認定条件を以下のように明確に設定している。

「意識を集中すると40fsμV以上のアルファ波もしくはシータ波が3秒以上継続的に出現する。あるいは、10秒間に6回(1秒単位)以上出現すること。また、該当脳波の揺れ幅は、1Hz未満に収まること。さらに、普段の閉眼安静時には該当脳波が20fsμV以下であること。具体的な周波数帯域は、6Hz以上14Hz未満(スローシーターは除外)とする。」

[fsμV]の“f”は、フューテックエレクトロニクス社製の脳波測定器「FM-929」を用いた値という意味である。

“s”は、弊社(セルシネ・エイム研究所)の認定を受けたオペレーターが測定した値という意味である。

[μV]に“fs”を設けている趣旨は、既に述べたとおり、測定値を同じ基準(測定器の仕様)に統一すること、そして、一定以上の測定技術(脳波とノイズを分けて測定できる能力)を有した者が得た測定値であることを示すものである。

どのような立場(分野)で脳波測定に携わっているのかで、注目する視点や評価能力は違ってくる。

医療関係(脳波検査技師や判読医)では、非常に高い能力を有している人が多いが、達人脳波なるものには無頓着だろう。

感性評価をする人達は、非常に強いアルファ波に出会うことは希だろう。普通の人の脳波を測る場合、数μVから精々20μV程度(「FM-929」の仕様で測った場合)である。

エンターテインメントで用いられる脳波測定器の中には、脳波以外の生態情報(筋電など)も加味して動作させているものもある。そのことをユーザーは知らずに使っているケースも多々見受けられる。

ブレイン・マシーン・インターフェースの分野で脳波に携わっている人達は、大きなノイズとの格闘だろう。今後の発展が楽しみである。

私は脳波の研究を始めて27年になるが、もしも測定結果に病気を示す波形があったとしても見落とすだろう。私の専門はあくまでも「バイオフィードバック訓練」であり、そこから派生した「精神コントロールの達人脳波」である。今後も、明確な目的と柔軟性を持ってプロジェクトを進めていきたい。

脳波に関する様々な意見や感想があると思うので、改めて私の立場と見解を明確にしておきたいと思いこのブログを投稿する。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2012年2月16日 (木)

自己の実現。脳波測定の事前調査で訪問したケアプラザで思ったこと。

「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!・・・」

2004年アテネオリンピックでNHKの刈屋富士雄アナウンサーが発した実況が、私の頭の中で柔らかく再生してきた。

昨日、横浜の某ケアプラザを訪問したときのことだ。

ケアプラザとは、横浜の各地域に計110カ所設置されているボランティアと福祉のサービス拠点である。

昨年12月に某NPO法人の理事長からお電話を頂戴し、「自分達が行っている活動の効果を脳波で検証したい」との相談を受けた。

地元で採れる竹などを利用して楽器を作り、ケアプラザにデイサービスで来所したお年寄り達に使ってもらっているのだそうだ。表情や言動の変化、科学的にも唾液の成分を指標とした検証で効果を確認しているとのこと。更に検証を進めるために、今回は脳波を観てみたいのだそうだ。

資料を送って頂いたり何度か遣り取りした後、実際に現場をみさせて頂くことにして昨日に至った。

最寄りの駅まで迎えに来て下さった理事長と昼食を取り、それから理事長の運転されるクルマでケアプラザへ、そしてデイサービスが始まるまでの間、とにかく色んな意見交換をした。

私は“脳波研究家”の肩書きでテレビに出るし、今回の依頼も脳波測定だ。しかし・・・

私の要の仕事は、クライアントや仲間達と一緒に「自己実現」することである。その思いを「セルシネ」という名称でも表現している。脳波はあくまでも道具の一つである。

理事長と息が合った。

そして、50分の音楽療法(というか、お遊戯会のようなセッション)が始まった。

私は初めに紹介されただけで、その後はずっと後ろからスチルとビデオを撮りながら観察していた。そのときに私の頭の中で流れたのが、冒頭に紹介した実況とゆずの「栄光の架橋」である。

ゆずがこの曲をリリースしたのは2004年の7月22日。私の誕生月日である。そんな偶然はどうでもいいか・・・

閑話休題。

人生の大先輩であるこのご老人達に、さらなる「自己実現」のサポートを提供するとしたら、それはどんな方法があるだろう。もちろん一方的な押しつけでは意味がない。

20120215


鉄棒をグルグル回りながら色んな技が繰り広げられる。派手で華麗なもの、地味だが美しいもの、大したことは何もしないで終わる場合もあれば、超ウルトラ級の技もある。途中で落下してしまうことだってある。

このご老人達にはそれぞれの人生があった。そして、いずれ最期のクライマックスが訪れる。天国への架け橋を生きる一時だ。

そのときが最高に幸せで、あるいは安楽であるために準備できること、体験できることがあるはずだ。もしかすると、たとえ悲惨な最期であったとしてもたんたんと死んでいける人がいるかも知れない。

“自己実現”というと、人生の最高潮期に何を成し遂げるかということをイメージするかも知れないが、本当の自己実現は“死に様”に集約されていく。最期のときに自己が実現するのだ。

人生をフィニッシュするための寄り添い方を私自身養いたいと思った。すぐに自分も通る道である。

本稿を書くためにビデオを見ると、刈屋アナウンサーは他にも面白いことを言っていた。

「冨田が冨田であることを証明すれば、日本は勝ちます」と。

冨田洋之選手が実力通りに、普段通りに演技をすれば勝てる得点差であるということだが、言葉の言い回しによって含蓄が込められた。

それぞれの人生経験を経て、最期のクライマックスで何を証明して自己実現するのだろう・・・。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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2011年10月14日 (金)

シンボリックアカデミー主宰のはるひなた氏。

今月はシンボリックアカデミー関連の2つのイベントに参加した。一つはシンボリックセラピーのセラピストコース、もう一つは出版記念パーティーである。

シンボリックセラピストコースは何日にも渡って開催されている講座で、今回は2時間半+30分の時間を頂き「意識と脳波、そしてセラピストに役立つこと」のタイトルでスペシャルレクチャーをした。

今回レクチャーした内容の元は15年ほど前に作ったもので、これはSSI社から当時ビデオ「成功する自己操縦法」として発売した。現在このビデオの販売は終了しているが、このビデオからピックアップした書籍がきこ書房から現在も複数出版されている。

このセミナーをする度に講師マニュアルをブラッシュアップし、非常に高い完成度に仕上がっていた。しかし・・・、飽きてきた。たぶん、歌手が昔大ヒットした曲を一時期歌いたくなくなる心境に似ているのではないかと思う。

それに、これは少し自慢になるが、このセミナーの受講生達が各々の領域でこの内容を発信し続けてくれている。だから、知れ渡ったノウハウを今更私がレクチャーする必要もない。実際、当時と同じ質問を(例題を提示)するとその正解率が飛躍的に高くなっている。

今回シンボリックアカデミーからご用命頂いた際、このことを考えた。心を扱う人には基本中の基本だから伝えたい。でも私自身が飽きているし、受講生の多くもたぶんよく知っているだろうと。

そこで、私がやったことはレクチャー内容の練り直しである。単なるブラッシュアップではなく、一からの見直しだ。

そして9日の開催日を迎えた。

与えられたレクチャー時間は僅か2時間半だったので、受講生とのアイスブレーク作業はカットしていきなり本題に入った。休憩タイムも無しだ。(受講生の皆さんすいません・・・)

レクチャーを展開しながら「成功」と「失敗」をひしひしと感じた。

成功した部分は、セラピストを養成する視点でネタを入れておいたこと。これからクライアントと接する中できっと役立ててもらえると思う。

また、ここ数年展開しているファインブレイン研究会の成果である精神鍛練の達人の具体的な脳波測定データを紹介できたこと、そして、テレビに出演して様々なシチュエーションで脳波を測定したシーンの放映も良かったと思う。

失敗した部分は、理論を分かりやすく理解してもらうための事例をカットしたことによる納得感の希薄さだ。受講生の“目から鱗が落ちる”はずが手応え無く、空振りだったポイントが幾つかあった。

Symbolicseminar1_3
助かったのは、受講生がちゃんとそこを質問してくれ、何点かは後で補うことができた。ただそのために、結局30分もセミナー時間をオーバーしてしまった。

5分単位で進行表を作る(ワークによっては当然秒単位のものもある)私には考えられない時間オーバーだった。

Symbolicseminar2_2
「そんなにきっちり分単位で進められないよ」と思う人もいるかも知れないが、緻密な計算と経験でそれは可能なのだ。しっかりと納得してもらえるようにレクチャー内容を準備していれば、むしろ毎回時間が長短することの方があり得ない。

このセミナー風景を撮影したビデオを弊社ウェブサイト「セミナー・講演」紹介ページに、受講生からもらったアンケートもあわせて掲載した。

今回のセミナーでのレクチャー体験は、私に色々な気づきをもたらせてくれた。

「おもしろい!」・・・この一言に尽きる。

今後のセミナー展開が益々楽しみになってきた。

このセミナーの3日後には、シンボリックアカデミー主宰者はるひなたさんの出版記念パーティーが渋谷のアンジェパティオで開かれた。

Angepatio
本のタイトルは、「シンボリックリーディング-あなたの記憶の図書館に行く方法-」である。

Symbolicbook
潜在意識には膨大な情報が蓄えられているから、問題解決や創造性を実現する上で使わない手はない。

とはいうものの、具体的な活用方法が分からないという人も多いだろう。そういった人達が迷うことなく潜在意識から情報を汲み上げるために、シンボリック(象徴的)な情報を手がかりとした方法を教授してくれている。

ひなたさんは20年ほど前にSSI社で一緒に働いていた仲間で、2000年に私が独立してからも、独立の先輩として色々なアドバイスをくれている。

2001年に書き始めたメルマガ「『成功する人』と『失敗する人』の決定的な違い」が数日で1800名の読者を獲得して、まぐまぐの新作マガジンランキングで総合2位となったのも、執筆の背中を押してくれたひなたさんのお陰だ。

アカウントを作っただけで放っておいたツイッターとフェイスブックも、ひなたさんが背中を押してくれて、ツイッターのフォロワーは25000名を超えた。フェイスブックはまだよちよち活用の段階だが、ツイッターとはひと味違った楽しみを得ている。

これだけではない。独立当初にJMA社(現、日本NLP学院)が運営していた北岡泰典氏のNLP部門の運営責任者となる縁を授かったのも、ひなたさんの「SSIで一緒に働いていた松島君が社長やってるから声かけてみたら・・・」というひと言が切っ掛けだった。

お陰で、NLP創始者の一人であるジョン・グリンダーを初めて日本に招聘するというプロジェクトに関わることができた。

使い切れないほどの能力を私達は持っている。しかし、その殆どは潜在能力として眠ったままだ。この度出版されたひなたさんの著書は、その能力を呼び起こす切っ掛けをあなたに提供してくれるはずである。

Angepatiokaijyounai
このパーティにはユニークな人達が沢山いらっしゃり、また、先日のセミナーを受講してくれた人との再会もあり、とても楽しく刺激的な時間だった。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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2011年9月20日 (火)

ファインブレイン研究会の活動が、また一つの成果を生み出した。

ヨーギニー伊藤玲子先生とのコラボが、いよいよ一つの成果物として商品化される。このヨーガビデオは職場や自宅で沢山の人達に利用され、そして、喜んでもらえるはずだ。

ヨーガインストラクターもヨーガビデオもこの世には沢山存在するが、これまでに沢山のヨーガ誘導を受け、そして沢山の脳波測定をさせて頂いてきた中で、私がやっと巡り会えた本物のヨーギニーだ。

玲子先生との出会いは、2010年に開催されたメンタルヘルスケアのセミナー会場だった。80人位の受講者が皆パイプ椅子に座った状態で、玲子先生に誘導されるがままに呼吸をし、そして体を動かすという、僅か20分程の体験だった。

これが素晴らしい体験だったのだ。

セミナーが終わって人と話しをすると、自分の声が胸と腹を心地良く振動させながら、低音で楽に発せられた。喉もコロコロ、コロコロという感じで完全に緩んでいた。気持ちも非常に落ち着いていて、尚且つ静かな自信に溢れているという感覚だった。

玲子先生はヨーガをきちんと習得されているということに留まらず、他者を的確に誘導する能力にも長けていらっしゃるということだ。繰り返すが、僅か20分の誘導でこれ程の状態を作ってくれたのだ。

私は催眠誘導や自律訓練法、あるいはストレッチなどのリラクセーション誘導をクライアントに対して行うことがあるし、逆にそういう誘導を沢山受けてもきた。その上での驚きだ。

だから玲子先生の脳波にどうしようもないくらいに興味を持った。後日、思い切って脳波測定協力のお願いをした。その結果は案の定素晴らしい脳波だった。素晴らしいというのは、精神コントロールの達人級の脳波だったのだ。

その経緯と特異な脳波については、弊社ウェブサイト「脳波研究」で随時紹介してきたとおりだ。

この間、1か月にのべ1500人へのヨーガ誘導を続けられる中、二度に渡る渡印(インド)修行、その合間を縫って脳波再現性の確認とサポーティング・バイオフィードバック法の可能性を探ってきた。

そして昨日、新宿のスタジオでのビデオ収録となった。

ビデオに収録される順番とは異なるが、撮影は次のような順で進んでいった。

まず、玲子先生から、ヨーガ実践方法のポイントを解説。

1reiko20110919

続いて、伊藤社長から、このビデオを制作する趣旨とオリジナルヨーガ名称の説明。

2hiroyuki20110919

そして、私が、このオリジナルヨーガと脳波研究が結びついた経緯を伝えた。

3chihiro20110919

その他、今回はご紹介できないが、生徒さん役として2人の美男美女が協力してくださった。当初予定されていた規模よりも本格的な収録となり、撮影スタッフも10人を超えた。

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もちろん、玲子先生の脳波がどれほどのものなのか、ビデオの中でも紹介している。脳波測定器メーカーの若菜さんが、高性能簡易脳波測定器「BrainPro」専用のバッテリーを持って駆けつけてくれた。このバッテリは出来立てほやほやで、発売直前のものだ。これで、「BrainPro」がAC電源から解放され、何処へでも持ち運べるようになった。嬉しい!

5nouhasokutei20110919

玲子先生曰わく、「ヨーガを世の中の人々に伝えたいという思いに、こんなに沢山の方々にご協力頂けるなんて、幸せです」

それは、玲子先生が本物だからこそ、みんなが引き寄せられてくるのだ。

6hiki20110919

このオリジナルヨーガは素晴らしいメソッドである。玲子先生の脳波は、“充分なリラックス状態で、尚且つ強い集中力”を発揮していることを示している。だから、日々のハードワークも無理なく意欲的に取り組めるのだ。

これからこのヨーガを学ばれる人々も、繰り返し練習することによって、玲子先生のような脳波になるコツを掴むことができるだろう。そうすると、今よりももっとはつらつとした、そして充実した実り多い人生の扉が開けるのではないかと思う。

脳波の見地からも、私はこのオリジナルヨーガを確信を持ってお勧めし、私自身も隔日に行っている基礎練に組み込んで実践中である。

編集作業が鋭意進められ、10月の中旬には発売される見通しだ。

乞うご期待!

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2011年8月18日 (木)

光を観じ、光に導かれたヨーギニー、伊藤玲子先生。

先週の金曜日、ヨーギニー伊藤玲子先生の脳波を測定させて頂いた。初めて測定させて頂いてからちょうど一年が経過した日だ。その間、玲子先生ご自身の脳波追跡測定はもちろんのこと、玲子先生が担当されている幾つものヨーガクラスの生徒さん達の脳波測定も行ってきた。

その脳波測定だが、今回大変興味深い測定結果が得られたので報告したいと思う。

一年前の測定結果は、弊社が主宰する「ファインブレイン研究会」の脳波研究ページにリサーチピックアップNO.3として掲載している。

このブログでも紹介してきた通り、玲子先生のチャンネル脳波はファストアルファ波の12.5Hzとの仮説を立てた。驚異的なボルテージが12.5Hzを中心とする極狭い周波数帯域で観察でき、精神的テンションを下げるという左鼻孔呼吸法をするとそのボルテージが下がったからだ。

よって、玲子先生の特異な精神状態の出現はファストアルファ波をチャンネルとしていると思われた。

しかし、「玲子先生のチャンネル脳波はファストアルファ波」という仮説が間違っていたことが今回の測定で判明した。その脳波グラフと解説を同ページに「追跡測定2」として掲載したのでご覧頂きたい。

縦の赤いラインがミッドアルファ波の中心周波数である10.0Hzである。これを対称軸としたかのように、今回の測定では8.0Hzを中心としたスローアルファ波が非常に強く出現したのだ。

この時の瞑想法は、「追跡測定2」の解説で述べた通りだが、要約すると次の通りだ。宇宙との一体化をイメージしてデザインされたペンダントを淡視(弊社では、「凝視」と言わずに「淡視」と呼んでいる)し、その後目を閉じて残像を見つめ、そして光を観じていく瞑想法だ。これを「残像、光観瞑想法」と呼ぶこととする。

その時の脳波を、ここでは「分布グラフ」でご覧頂こう。

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スタートから45秒ぐらいまでが、ペンダントを淡視している時だ。目を開けているのでアルファブロッキングになっているが、同じくベータ波も沈静化しているのは注目に値する。

45秒ぐらいで目を閉じると9Hzのミッドアルファ波が出現している。そして、1分5秒ぐらいで優勢脳波の周波数が少し下がって8.0~8.5Hzとなり、1分50秒辺りから非常に強いボルテージが出現し始めた。この時に玲子先生は強い光を観じている。

「淡視→閉眼→残像→光観」のステップが脳波にハッキリと表れている。

「“光”を観る」というと、急に胡散臭さを感じてしまう人もいるが、そんなに荒唐無稽なことを言っているのではない。要は、脳の視覚細胞が異常発火しているということだ。

マンガでよく、頭をぶつけたシーン等でキラキラとした星が描かれるが、これは、視覚細胞が死滅するときの発火が原因だ。即ち、強いインパルスが視覚の一部を真っ白にするのだ。

子供の頃はどんなに強く頭をぶつけても星が出ることはなかったが、47歳となった最近の私は、ちょっとしたことでもよく星を見る。寿命の尽きかけた脳細胞が、ちょっとした刺激によってもろくも死んでしまう時に数秒間光るのだ。蝋燭の炎や星が消える前に輝きを増すのと同じような理屈だろう。

閉じた視界に光が見えるということが、そんなに突拍子もないことではないことをご理解頂きたい。

その上でだ、瞑想中に光を観じる達人達の脳では何が起こっているのだろうか? 何に反応して、視覚細胞が強烈なインパルスを発しているのだろうか? 宇宙との一体化を目的とした瞑想が、宇宙の何かと脳の何処かを共鳴させているのだろうか?

玲子先生によると、「上の方に微かな光を感じ始めるので、その光をもっと感じるようにしている」とのこと。

鬱になると、視界はモノトーンのようになると言われる。脳細胞自体が無気力になっているのだ。逆に、聡明ではつらつとした人の視界は、本当に色鮮やかに輝いているのだ。

この結果を踏まえて、今回は逆にファストアルファ波を出すことをリクエストしてみた。しかし、ファストアルファ波が出現することは無く、スローアルファ波のボルテージが変化するだけだった。初めての測定と全く同じことが、10.0Hzを対称軸としたスローアルファ波で起こるのみだった。

玲子先生によると、「初めての脳波測定では、やはり少し緊張して頭の中でグルグルと色々なことを考えていた」とのこと。だから、“適度な緊張集中”を表すファストアルファ波の帯域で特異脳波が出現したのかもしれない。

しかしこれがヨーガの達人たるゆえんでもある。凡人がこのような状況になったらベータ波が強く出るか、さらにパニック状態になったらガンマ波となる。それが、玲子先生の場合はアルファゾーンに留まっている。これが、精神鍛練をした人の為せる業なのである。

各脳波の特徴は、弊社脳波関連ポータルサイト「NOWHADAS」の「脳波の種類」コーナーに掲載している。

リラックスして集中できる環境なら、強さに違いはあれ誰でもアルファ波が出る。しかし、緊張やパニックを誘発する環境に置かれたら、凡人の脳波は周波数を高めてベータ波かガンマ波になる。しかし、達人はファストアルファ波で対処する。ここに凡人と達人の決定的な差が生まれる。

ヨーガ行者は、一大事にもアルファ波で対処できるように日頃から鍛練している。弛緩と緊張のポーズを繰り返しながら、いずれでもアルファ波帯域内で脳波が推移するように神経反射を形成するのだ。即ち、「心身の深いリラクセーションのスローアルファ波」と「適度に緊張した意識集中のファストアルファ波」の反射形成である。

今回の測定後、玲子先生から次のような嬉しい言葉を頂いた。

「脳波をフィードバックしてもらったことで、何にどういう風に集中すれば良いのかが分かりました」と。

即ち、色々な精神状態の中で、いわゆるアルファ波というものを増やすにはどれを選択すれば良いのかが分かったとおっしゃったのだ。

普通の人がイチから脳波のフィードバックトレーニングをしてもこうはいかない。試行錯誤の連続だ。しかし、十分に精神修養を積んできた人であれば、「ああ、こっちね・・・」という具合に、マスターが早いのだ。当然のことである。

今回の「追跡測定2」では、「もしかしたら、そうかもしれない」という段階を越えて、「こうしたら、こうなる」という確信を得ることが出来た。

なお、今回紹介した脳波の分布グラフにおいてシータ波の帯域にも強いボルテージが出ていることに注目される人もいると思うが、現在のところ、これは筋電(EMG)によるノイズの混入が原因であると暫定的に判断している。理由は二つあり、一つは、光を観じているときに玲子先生の目がキョロキョロと眩しそうに動くこと。もう一つは、出現しているシータ波の帯域が広く、脳波が一点で共鳴しているようには見えないことである。

これで、9月に予定しているアイアンドオン社のヨーガビデオ教材の制作に弾みがついた。

これは、アイアンドオン社の伊藤宏之社長と玲子先生のライティングテストの様子である。

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本番では、プロのクルーに発注される予定だ。

あるイベントでパイプ椅子に座った状態で20分ほど玲子先生のヨーガ誘導を受けた際、その確かな誘導と私自身の体感に驚いてから一年、いよいよビデオ制作プロジェクトのスタートである。乞うご期待!

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2011年7月24日 (日)

SeSMaT No16 「一日16分節自己統制法」のサポートシート。

自分を作り、人生を作るための自己統制には様々な方法があるが、その中でも取り分け重要な分野の一つが「時間管理」である。時間軸を俯瞰して、リズムに諸々を合致させることはとても有意義なのだ。

社会のリズムや大自然のリズム、宇宙のリズム、お客様のリズム、恋人のリズム、家族のリズム、チームのリズム・・・。リズムが合ってくると親近感や居心地の良さも高まり、ひいては能力発揮にもつながる。

時間管理をする際には、一生の半サイクル「幼少青壮実老」という長いスパンから、季節「春夏秋冬」の巡りに伴った年間サイクル、週間サイクル、日間サイクル、呼吸や心拍、脳波のサイクルと、様々なリズムに留意してみる。

概ね一日の周期をサーカディアン・リズム、一日よりも速い周期をウルトラディアン・リズム、一日よりも遅い周期をインフラディアン・リズムと呼ぶが、本稿では、ウルトラディアン・リズムの一つである90分サイクルの生理に注目して、時間管理する方法を解説する。

睡眠時の生理変化に90分サイクルのリズムがあることはよく知られているが、日中の活動時にもそのリズムで自律神経は働いている。これが例えば自身の気分にも影響を与えているのだが、ややもすると見過ごされがちである。そこに、90分サイクルで時間管理するという視点を導入することにより、効果的な自己統制能力が養成されるのだ。

弊社トータルセッションで成果を上げているこのメソッドだが、ツイッターなどでつぶやいても反響が大きいテーマの一つになっている。しかし、それらの反響の殆どは、「面白そう」という観念的な好奇心に留まっているような印象である。

90分サイクルで時間管理するという方法は非常にシンプルだが、自身のリズムをつぶさに観察する習慣が、大きな自己統制能力を開花させるのだ。それを観念的な好奇心で留めているというのではもったいない。

そこで、コルパーに成る自己管理技術SeSMaT(セスマット)No16の「一日16分節(90分サイクル)スケジュール管理表」を提供することにした。このシートで90分サイクルの時間管理を実践してみて欲しい。
16segment_2
印刷用シート(PDFファイル)

まずはシート全体を眺めてみる。左上の0時から右へ時間が流れて右端が6時である。二段目は6時から12時。三段目は12時から18時。そして四段目が18時から24時である。

一日は24時間であるから、90分(1時間半)が16分節(セグメント)ある。この1セグに、取り組みの「起承転結」あるいは「緩急」、「集中と弛緩」のリズムを組み入れることになる。一目盛は10分である。

左上の曜日列は、該当する曜日を○で囲む。あるいは、例えば「第3火曜日」用のスケジュールならば、( )内にそれを記入する。

時間割は、実行時間帯を矢印で示し、取り組み(プロジェクト)名をカテゴリー毎に色分けするなどして視認性を高めると良い。スケジュールの記入方法は自由だが、以下に、いくつかのヒントを紹介しよう。

睡眠時間は、3~6セグのいずれかに1セグ単位で設定する。睡眠に掛ける時間は、日中の活動量によっても個人差が大きい。短いほど良いということはないので無理はしないこ。標準は5セグだ。

睡眠中の脳は90分サイクルを刻みながら大切な働きをしている。例えば、過去(経験)を整理したり、未来の行動計画の調整だ。その中でも特に脳(潜在意識)に実行して欲しいテーマ(あなたの目標など)を明確に記入する。

「人生は睡眠で作られる」と言っても過言ではないのだ。

夢を見ながら自然に目覚めたら90分サイクルのグッドタイミング、あるいはもっと生理周期に合致して目覚めた証拠となる。目覚まし時計は使わない方が良いが、念のためにセットするのであれば、90分サイクルから10分ほど遅れた時間とする。

入眠するときの数分間と目覚めたときの数分間を「脳のゴールデンタイム」と呼ぶ。このわずかな時間は、イメージトレーニングをするのに大変有効である。

入眠するときのイメージトレーニングでは、記入したテーマを改めて思い描く。目覚めたときのイメージトレーニングでは、その日に実行することをリハーサル(予行練習)する。

90分サイクルで目覚めると、頭はとてもスッキリしている。まさに「明鏡止水」である。特に、起床から1時間程度を「脳のフレッシュタイム」と呼ぶ。この時間帯をクリエイティブ(創造的、独創的)な活動に充てるのだ。起床した直後の1セグを有効に生かして欲しい。

起床したらそのままワークスペースに移動して取り組む。1時間程したら(もっと早く便意があればその時に)排便して、朝食の準備をする。このリズムが最高に良い。創造して、排便して、そして朝食を、である。

脳のゴールデンタイムとフレッシュタイムを逸して、いきなり脳波をベータ波にして日常の喧噪に突入するのではもったいなさ過ぎる。

今回は睡眠を中心にスケジュールの立て方と実践方法を解説したが、日中の行動も見つめ直しながら記入して欲しい。16分節毎の90分サイクルという視点を導入することで、新たな発見や気づきをもたらすだろう。

もちろん、16分節毎の90分サイクルに縛られる必要はない。私達の脳は、素晴らしい柔軟性と適応力、そして揺らぎ持っているからだ。そのときに、予定よりも長く取り組み続けたいならばそうすれば良いし、長く休憩を取りたいと感じたらそうすれば良い。大切なのは、1セグの単位で自身のリズムを把握することなのである。

昼寝を導入する場合は、1セグを充てる必要はない。昼寝の脳波は、夜に寝たときのような睡眠ステージの変化をたどらずに浅いから、20分程度で十分にリフレッシュするはずだ。

以上のことを心掛けて、一日16分節自己統制法を実践してみて欲しい。

気分の高め方や鎮め方、リズムのリセット方法などについては、トータルセッションでサポートしている。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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