そっちかい・・・。OK!紹介しよう。
一昨日のブログを読んでくれた人から、立て続けに同じ質問がきた。
「和田さんは、どんな音楽を掛けながら仕事をしてるんですか?」と。
そっちに食い付きましたか・・・。いえいえ、反応を頂けるのは何であれ嬉しいものです。
今は2枚のCDをプレーヤーの横に置いて、どちらかをBGMで流している。
一枚は、今月5日に発売された永ちゃんのシングル「夏の終り」だ。カップリング曲の「この道の向こうに」共々、浜辺の思い出と風景を歌ったものだ。
永ちゃんの曲は、どうしても感情移入しちゃって仕事にならなくなるんだが、この2曲はBGMとしてもOKだ。
「夏の終わり」はキャロル時代に発表され、1995年にもセルフカバーしている。その再セルフカバーだ。この曲を聴くと、片思いだった女性を何とか連れ出して琴ヶ浜を歩いた、二十歳の頃を思い出す。
琴ヶ浜は、今年世界遺産に登録された「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一帯にあり、歩くと“キュッ、キュッ”と音がする「鳴り砂」で有名な砂浜だ。白い浜辺、瑠璃色の海、抜けるような青空、そして彼女。一眼レフのファインダー越しに見たその風景は本当にきれいだった。
「この道の向こうに」もいい。この曲は、2001年の『FM FESTIVAL'01キャンペーンソング』に起用されたものだが、未発表だったため今回初めて聴いた。特に、サビの部分の詞に感じるものがあった。
「道に迷ったわけじゃない 廻り道の途中さ・・・ふたり」
加藤ひさし氏の作詞だ。恋人同士のことを歌っているんだろうけど、それよりも私は、7年前に独立してからこれまでに歩んできた道のりを思い出した。
2000年に突如退職を決意し、右も左も分からないままに仕事をしてきた。サラリーマン時代の「目標の年商500億円企業にふさわしい仕事を今する」という行動指針を失い、浮き草のようになっていた。
それが今、新たに明確な目標を見出し、充実した日々が送れている。「道に迷ったわけじゃない 廻り道の途中さ・・・」、本当にそんな気分だ。永ちゃん、2001年にこんな曲を歌ってくれていたんだね。
さて、もう一枚のCDは、トニー・オコナーの「マリナー」だ。トニー・オコナーは、オーストラリアのアーティストで、自然の森や鳥の鳴き声を録音し、弦楽器やピアノを中心とするメロディにブレンドするという作り方をしている。
以前はセルシネでも10枚のトニー・オコナーCDを販売していたが、並行輸入業者がその取り扱いを止めたため、今は「ウルル」を体感音響リラクセーション・マシーン「FM-112A」に付けているのみだ。ただ「ウルル」には、私にとっては耳障りな音が一部入っているのが残念だ。
トニー・オコナーの曲は、喜多郎の曲のようなダイナミックさはないが、BGMには向いている。初めて流したときは、網戸にした窓のベランダに数羽の雀が来てチュンチュン、チュンチュンと歓喜に溢れたように鳴いて凄かった。きっと、何かが伝わっていたんだろう。
それ以来、執筆やセッション、就寝中にエンドレスで流すようになった。執筆中に流すと冷静に集中できるし、セッション中に流すとクライアントもリラックスできるようだし、就寝中に流しておくと目覚めが全然違う。
現在も他社が輸入販売しているようなので、インターネットで調べてみては?
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/
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