一年間の再会劇に感謝、そしてこれからも・・・。
「株式会社エス・エス・アイのユーザー様専用無料サポート」の窓口を設置して一年が経った。設置して本当に良かった。高価な教材を購入してくれたユーザーを裏切りたくなかった、そして何より自分自身のために始めたことだ。
SSI社に対する不満を抱いている人は少なからずいる。それは、プログラムを購入する前と後の様々なギャップを感じるからだろう。例えば、セールストークとアフターサービスのギャップ。価格と教材内容のギャップ。夢と現実のギャップ、等々。
私が同社の顧客サポートを担当していたとき、他部署のスタッフがこんな提案をしてくれたことがある。
「和田さん、苦情・要望を受け付ける専用の窓口を設けたらどうですか? 誠実に対応していくことによって、そこにはきっと宝がありますよ」
正確な言葉は忘れたが、こんな感じの提案だった。
私の力不足でこの提案を実現することはできなかったが、同社を離れて8年目に、セルシネの責任において実践したのが上の窓口だ。
理屈では何となく分かっていたことだが、覚悟を決めて実践してみて本当に良かった。ここで得た様々な宝を、今後のセルシネの活動で形にしていきたい。
高価な教材を購入したものの思うようにいかないという人の理由は様々だが、一つの応援文章をプレゼントしたいと思う。
この文章は、私がSSI社に在籍していたとき、セミナー案内小冊子の「パワーズの独り言」コーナーに寄稿したものである。当時この文章を読んだユーザーから、電話や葉書、そしてセミナー会場でも「勇気づけられました」「気持ちが楽になりました」などと沢山の声を頂いた。文章に登場するシェフご本人からも、「今はまた元気にやっています」と晴れやかな声のお電話を頂戴した。
「プログラムを始めた頃は、明確な目標があって充実していたんだけど・・・」「目標は達成できたのに、最近なぜかやる気が湧かないんです」 数年前、あるホテルのシェフから一念発起して、洋菓子店のオーナーシェフとして見事独立された会員からの相談でした。そして、次のように言葉は続きました。
「やっぱり目標を持たないと駄目なんですかねー」「‘売り上げを伸ばす’とか‘もう一軒店を出す’とか」
「そうです。目標を持つことが大切なんです。全てはそこから始まるんです・・・」
と言うのは簡単でした。明確な目標を持って、それを達成した経験がある方なら尚更でしょう。あの充実した日々をもう一度・・・ですね。でも、本当にそれでうまくいくのでしょうか。そんなに都合良く自分を奮い立たせてくれる目標が出てくるものでしょうか。実際、この会員からはそのようなエネルギーは感じられず、逆に悶々とした雰囲気が伝わって来ました。
このような時、何を目標とし意識をどこに向ければ良いのかは、プログラムフォローアップ/スタートアップコースでお話しています。ちょっと今日は、別の視点から見てみたいと思います。
それは、“待つ”ということです。機(チャンス)を待つ勇気を持って欲しいのです。“行動することの重要性”について、耳にたこができるぐらい聞かされている皆さんには、意外だと思われるかもしれません。でも、真の自己実現、目標達成をしたいのなら、機が熟すのを待ってGET(獲得)する心の余裕と勇気を持って欲しいのです。目標が見当たらず、先が見えない時は不安です。しかし、無闇に目標設定や行動を起こすのはやめましょう。KSPにもあります「最も暗くなった時に、星が輝くのです」と。腰を据えて目を凝らして観て下さい。焦りは禁物です。受け取る成果を小さくしてしまいます。暗闇の向こうに、本当の目標が輝き始めるのを待って下さい。熊が、冬眠するのを怖がってちょこちょこ外に出ていたら、次の春を迎えるのは難しいでしょう。人生において、このじっとしている時期はとても重要です。樹木の年輪だって、竹の節だってそうです。圧縮した時期や箇所が無かったら・・・。
SSIのプログラムやセミナーは、目標設定からその達成までの間に使うこと以上に、まだ明確な目標が無い時期にこそ活かして欲しいのです。“待ち”の時にです。
SSIサクセスパワーズ 和田 知浩
「KSP」というのは、モチベーションの喚起を目的としたプログラムのことだ。
いろんなステージにいるクライアントをサポートできる存在でありたいと思っている。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/
| 固定リンク
コメント