『MR. BRAIN』
某鉄道会社からご用命を頂き、昨日、脳波解析システムを引っ提げて東京駅へと出向いた。
運転士さん達のスキル&メンタル向上プログラムの効果測定に脳波を用いたいとのことだった。
しかし結論を言うと、このプロジェクトでの利用は見送られた。残念! ビッグプロジェクトに貢献したかったなー。
「開眼作業時の正確な脳波測定は無理」というのが、見送られた理由だ。
「開眼作業時の正確な脳波検出」のニーズはとても高いので、各メーカーはその開発に取り組んでいるが、満足できる製品はまだ無い。どうしてもノイズが乗ってしまう。
たまに、開眼状態で脳波を測っているシーンがテレビで放映されることがあるが、あれは殆どの場合インチキをしている。開眼時の生体ノイズを抑えるコツを被験者が体得していれば不可能でなないのだが・・・。
テレビと言えば、TBSの土8ドラマ枠で、『MR. BRAIN』が5月23日からスタートする。
木村拓哉氏扮する警察庁科学警察研究所に所属する脳科学者が、世の中の常識を覆していくのだそうだ。
脚本は蒔田光治氏、脚本協力は森下佳子女史、演出は福澤克雄氏、そして脳科学監修は日本大学大学院総合科学研究科医学部教授の泰羅雅登氏だ。
このドラマで「Neural Impulse Actuator」(脳波マウス)が小道具として使われるかもしれないという未確認情報が入った。昨年話題になった、脳波でPCのポインターなどを動かす入力デバイスだ。
脳波マウスを紹介するYouTube動画が以下のURLからリンクされている。
http://www.ocztechnology.com/products/ocz_peripherals/nia-neural_impulse_actuator
ドラマに登場するのかしないのか、登場するならどんな使われ方をするのか。その辺は定かではないが、脳波に関する誤解を助長しないものであって欲しいと切に思う。
否、それは違うな。エンターテインメントで開拓してもらって、私達がその砂利道を舗装していけばいいのか。
前号で紹介した「ファインブレイン研究会準備室」。メーカーから正式に協賛の了承を頂いたので、「準備室」が取れて、晴れて「ファインブレイン研究会」となった。
http://www.selsyne.com/aim/finebrain/index.htm
達人達の脳波を隈無く測定するために、アルファータFM-919用の脳波センサーを手作りした。額からだけでなく、毛髪のある部位からの脳波も測りたいので、日本光電(臨床用脳波計のメーカー)にペーストも発注した。
「脳波研究・・・本物は脳波に表れる!」乞うご期待。
執筆を中断している「アファーメーション本」の紹介ページを以下のURLに掲載した。中断していて偉そうなことは言えないけど、やっぱり言います、乞うご期待。
http://www.selsyne.com/aim/products/book/affirmation.htm
そして、アップマープ。
http://www.upmrap.com/
一昨日、小川正人師範から最終原稿が届けられた。来週月曜日にナレーション録りを行う予定だ。いつも言うが、小川師範のストイックな生き様には本当に頭が下がる。アップマーププログラムは、小川師範をモデリングする絶好の教材になるだろう。
色んなことが色んな形で芽生え始めている今日この頃。この一瞬一瞬を味わって生きていきたい。感謝しつつ・・・。
『MR. BRAIN』の称号は、しばらくキムタクに預けるか。なんちってー。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/
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