新型バイオフィードバック装置「アルファテック4」の体験レポート。
2月にバイオフィードバック装置「アルファテック4」を体験させてもらった様子を、「源流本流との交わり。」としてこのブログで紹介したが、あれから半年が経過した。
開発中だった付属のPCソフトが完成したと先月下旬にご連絡頂いたので、先週末、日本脳力開発研究所の中村久憲氏を訪ねた。
「アルファテック4」の仕様で私が注目している機能は2点ある。一つは、脳波センサーから測定器までがワイヤレスであるということ。もう一つは、“開眼測定”が可能であるという2点だ。この2点が実現していれば、測定シーンを大幅に拡大することができる。
もっとも、この2点が可能であると謳う脳波測定器は以前からあるが、精度及び使い勝手で満足できるものは未だ無い。
3時間に渡って中村氏にはお付き合い頂き、何度も何度も測定し検証させて頂いた。
呼吸に意識を向けたり、温感をイメージしたり、般若心経を唱えたり、開眼で一点淡視法を実践したり・・・。
あるいは、額をわざと緊張したり、パチパチと瞬きしたり、脳波センサーを放置したりと、微弱な脳波を計測するマシーンにとってはとても過酷な環境を課してみた。
フューテック製のものに比べて、ミッドアルファ(α2)波の感度を増幅してチューニングしているように感じた。その分、意識の作り方によるミッドアルファ波の変化が大きく反映された。
このグラフは、“諸脱一念想”という状態を作ったときの脳波で、測定時間は1分である。殆どが緑色で、ミッドアルファ波が優勢だったことが分かる。
色々と試してみて、いくつかの疑問点を投げ掛けておいた。これに関する見解をさっそく志賀一雅先生から中村氏を通じて昨日頂戴した。
詳細をここで明らかにすることはできないが、志賀先生の開発スタンスは了解できた。
「アルファテック4」をセルシネでも取り扱わさせて頂くかは未定だが、同社の斉藤常務に再び面会できることになったので、その時点で何らかの方向性が見えてくると思う。
この写真は、同社の住友氏と一緒に測定しているところを中村氏に撮って頂いたものだ。
「アルファテック4」は、このように二人が同時に脳波を測定し、二人の脳波が同調してくる様子を観察することができる。気功師や気脈師の能力、あるいはラポール(互いに親しい感情が通い合う状態)度を判定するのに役立つかもしれない。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/
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