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2009年8月13日 (木)

「特製脳波センサー」プレゼント・キャンペーンをスタート。

昨日、新しいキャンペーンをスタートした。きっと、沢山の人に喜んでもらえると思う。

脳波のバイオフィードバックで心のトレーニングをする人、あるいは、人の心や環境を脳波という指標で研究する人、そのどちらにもお薦めである。

臨床(医療)用の脳波計は、国際10-20法によって定められた頭のポイントにセンサーを当てて測定する。概ね20ポイントほどある。

普通、我々は単に「アルファ波が出た」とか「ベータ波が出た」とか言っているが、これは少々乱暴な表現だ。乱暴だということの一つの理由は、その脳波が出ているポイント(脳の場所、部位)を明らかにしていないことだ。

例えば、患者の脳波を診察する場合、その脳波がどの部位からのものなのかが特定できていなければ、診断することは難しい。脳の部位によって役割が違うのだから・・・。

脳の活動を観察するメディカルエレクトロニクスの分野はどんどん発展しているが、脳波に関する研究もまだまだ発展の途上にある。どんなときに、どこの部位から、どんな波形が出るのか、と。

ただし、セルシネで扱っている脳波計は臨床用ではない。バイオフィードバックによって精神コントロール能力を開発するためのトレーニングマシーンである。

トレーニングする際に手間を掛けてセンサーを頭に装着するのは実用的ではないので、測定する部位は1箇所に絞っている。おでこの左側、国際10-20法でいうところの“Fp1”である。

前頭連合野の左側をモニターするのは、精神コントロールのトレーニングをする上でとても重要で意味のある部位だからである。また、髪の毛が無いので、センサーをしっかりと当てることができるというメリットもある。

ところがこの部位は、筋肉の緊張や眼球運動によるノイズが入ってしまい、正確な脳波測定を邪魔されてしまうというデメリットもある。

脳波測定器の一部には、開眼状態でも脳波が測れると謳う機種もあるが、これは、ノイズが混入すると測定をストップして誤表示を防ぐ機能があるということだ。あるいは、測定は続けながら、ノイズ混入状態であることを知らせる機能をもって、「開眼状態でも勘違いせずに測定できる」と謳っている機種もある。

ノイズを完全にカットして純粋な脳波だけを表示する測定器の登場を望むところだが、残念ながら現段階ではその願いを満たすマシーンは見あたらない。

よって、ノイズが大きくならないように、被験者は目を閉じて、且つおでこを十分に弛緩させていなければならない。もっとも、精神コントロールの開発やメンタルトレーニングが目的であるならば、この条件はさして問題にはならないのだが・・・。

しかし、当然、開眼状態で脳波を測定したいというニーズはある。そのニーズを叶えるためには、開眼でも筋電位(ノイズ)が発生しない部位、すなわちおでこ以外にセンサーを装着する必要がある。

また、ある種の能力発揮状態で出現するFmθ(エフエムシータ)波を測りたいなら、“Fz”という部位にセンサーを当てなければならない。

弊社で扱っている脳波測定器は臨床用ではないとはいえ、多くの研究者にもご利用頂いている。当然、おでこ以外の部位も測定したいというニーズは強い。

そこで、今回のキャンペーンに登場したのが、セルシネ独自の「特製脳波センサー」セットである。

2つの皿電極と1つのクリップ電極とからなる。皿電極の1つは、脳波を測定したい部位に当てる。もう1つの皿電極は、ある適切な部位に当てる。クリップ電極は耳たぶを挟む。

髪の毛のある場所でも感度を保つためにペーストをセットしている。

その他、皿電極の当たりを安定させるためのガーゼとネットもセットした。

「心を鍛える人」にも「心を調べる人」にも、きっと喜んで頂けると思う。詳細は、以下の弊社ウェブサイトに掲載している。・・・是非!
  http://www.selsyne.com/aim/products/fm-717/index.htm#tokusei-nouhasensor

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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