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2009年11月23日 (月)

脳波は語る。

きとりかさんに紹介されたと、一昨日、ひとりの女性が体験セッションに来てくれた。

目的は、脳波測定だ。

申込メールのコメント欄に書かれてあった内容を参考に、アルファ波に誘導するためのメソッドを幾つか用意しておいた。

当日は、まず簡単な事前アンケートの用紙に回答してもらい、それを元にお話しした。

順境と逆境に分けるとするならば、今は逆境の時期にあるようだ。セレブの家系に生まれ育った彼女は、まだ20代だが、半端でない波瀾万丈を経験している。しかし、ご本人は至って前向きだ。

3,40分の会話の後、いよいよ脳波を測ってみた。

脳波センサーを装着し、測定開始ボタンを押した。5秒ほどアーチファクト(ノイズの影響で正確な脳波が測れないためにグラフが表示されない状態)が続いた後に表示された脳波に、思わず声にならない声が私の口から出てしまった。

ミッドアルファ波がグゥンーッと伸びた理想的な脳波だ。測定開始から数十秒の間で特に高いミッドアルファ波が出ている。その後は、ミッドアルファ波の出方は落ち着いてくるが、それでもミッドアルファ波を中心とした山形であることに変わりない。

さらに凄いのは、測定を繰り返す度にミッドアルファ波の数値が確実に伸びていったことだ。3回目の測定ではフィードバック音をオンにし、いわゆるバイオフィードバック・トレーニングに挑戦してもらった。

本人はよく分からないようだが、無意識はしっかりと脳波のコントロールを学習していた。

バイオフィードバック・トレーニングというのは、普通6週間ほど掛けて習得していくものだ。しかし、それでもなかなか思うように習得できないことも希ではない。

それが、数回の測定でみるみるミッドアルファ波が伸びていった。

4回目の脳波測定の結果がこの図表である。Hyouka

ミッドアルファ波の平均ボルテージは、1回目の10.5μVが18.0μVに。優勢率は、72.2%が90.0%にまで伸びた。

この伸び率は驚異的である。それも、高いレベルからさらに高いレベルへの伸びだ。

この人はきっと現在の逆境をバネにして大きく人生を展開するだろうと直感した。

許可を得て、脳波の測定中に写真を撮らせてもらった。Dscn25942

脳波測定を始める前の会話で、The limit is sky.(The sky is the limit!)という言葉を教えてくれた。彼女の脳波コントロールもまさに上限知らずだ。

こういうのを見せられると、私の研究心に火がついてしまう。お願いして、セッション時間をオーバーして、研究用の脳波測定器「BrainPro FM-929」で測らせてもらった。Fgraph

ミッドアルファ波の中でも、9.5Hzが中心周波数のようだ。

このブログで紹介することを快く了承してくださったが、ネットでお名前を検索してもヒットしなかったので、私が初めてアップするのは気が引ける。よって今日のところはエミルさんとだけ紹介させてもらう。Dscn25972

大きな可能性を秘め、今まさに新たな人生の扉の前にいるエミルさん。そのポテンシャルを脳波が語っている。

今後、何らかのコラボを組もうと約束した。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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