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2010年1月 5日 (火)

「念ずれば叶えられる」の落とし穴。

「念ずれば叶えられる」・・・そのためには、「深く」「強く」「続けて」念じることが大切である、ということを以前このブログでも述べた。

「深く念じる」とは、アルファ波になること。一点集中になること。
「強く念じる」とは、アファーメーション(自己宣言)やビジュアライゼーション(映像化)の技法を使うこと。
「念じ続ける」とは、間を空けて繰り返すこと。

このメンタルトレーニングをサポートするサウンドが、先月発売したSSDS-GAM「実現」である。

SSDS-GAM「実現」でメンタルトレーニングを実践すると、漠然とした言い方だが、自身の精神状態が良くなる。静寂で安定した精神の中に気力が満ちてくる。

そして、不思議な出来事が身の回りに起こり始めて、運が良くなってくるのを感じるだろう。また、自身の五感が広がったようにも感じ始める。「鋭敏に」と言っても良いかもしれないが、「広がる」の方が実感に近い。

「外感」と「内感」が的確な情報を吸い上げて心に表象を形成するから、チャンスに気づく感度が増す。

「外感」と「内感」については、弊社ウェブサイトの「情報循環モデル」で解説している。

もちろん、気づいたチャンスを生かすためには、必ず「行動」することが必要になってくる。また、その行動を的確に行うためには、「事前の行動」、すなわち身体を鍛えたり練習したりしておくことも重要である。

この世に生きている以上、その手を、その足を、あるいは別のどこかを動かして行動しなければ「願望の実現」は絶対に無い。

SSDS-GAM「実現」を実践していると、その行動が自然にできてくる。潜在意識にモチベーション(動機づけ)が形成されるから「苦」を感じない。「苦」を感じないどころか、「楽」でかつ楽しい行動になる。

馬術で馬を御して目的地に行くように、メンタルトレーニングで潜在意識を御すると速く確実に、そして楽に願望が実現していく。その上、潜在意識を御していること自体が楽しい。これも乗馬と同じだ。

「念ずれば叶えられる」のだが、ボタンを掛け違えると人生がおかしくなってくる。今日は、その辺を詳しく解説したいと思う。

もうずいぶん前のことになるが、ある男性の実例である。

初めて相談に来られたときのYさんは、軽いアパシー(無気力症)だった。

そのときの話しを要約すると次の通りである。

1.2歳年上の妻と一姫二太郎の4人家族。
2.10年近く勤めた会社を辞めたのが5年前。
3.まるで転職癖でもついたかのように会社を転々とし、その都度頑張ろうと思うが、徐々に気力が失せていった。
4.転職するようになったのは、“念ずれば叶えられる”という種の書籍に触発されて、「家を建てる!」という願望を念じ始めたころから。

なぜ、「家を建てる!」と決心して念じ始めたとたんにアパシーに、そして転職癖がついてしまったのだろうか。

Yさんの心の変化を追ってみると次のようになる。

1.「念ずれば叶えられる」という種の書籍を読み、自分も「家を建てる!」ことを決意し念じ始めた。
2.潜在意識に「家を建てる!」という願望がセットされた。
3.潜在意識が「家を建てる!」という願望を実現するために働き出した。
4.「このままではいけない」という感情が湧いてきた。
5.「今まで通り働いていても願望は実現できない」と思考判断し、今の仕事に対する“やる気(意味)”を失っていった。
6.転職してもアパシーは変わらない。そういう中で転職を繰り返すようになった。

以上のような変化があったと思われた。

願望を念じると、その願望は潜在意識にセットされる。そして、既述「心の変化-4」のように、現実を願望(潜在意識にセットされたイメージ)に近づけるために心のエネルギーを生じ行動させる。

心の奥底で発生する“感情の原型”は、ものすごく単純だ。

その単純な感情が脳のパーソナルフィルター(それまでの経験で形成された、その人なりのものの考え方を無意識にする部分。無意識の心構え)を通過して顕在意識に表出するときには、十人十色、百人百様の思考を伴っている。

「多くの人はパーソナルフィルターに人生を決められている」と言っても過言ではない。

残念ながらYさんは、このパーソナルフィルターの働きを知らなかった。だから、「ボタンの掛け違い」にも気づけなかった。

そのため、潜在意識からの感情(エネルギー)をボジティブに生かすチャンスを逃してしまった上、「心の変化-5」のように顕在意識で間違った解釈をしてしまい、「ネガティブな転職を繰り返す」という「負のスパイラル」に陥ってしまったのだ。

メンタルトレーニングをする際に忘れてはならないこと、それは、パーソナルフィルターの思い込みを緩め、かつ潜在意識に目を向け、耳を傾け、寄り添いながら調整進歩していくという態度だ。

そうしていると、あるとき突然に局面が展開し始める。

SSDS-GAM「実現」には、それを実践するためのフェーズを組み込んでいる。

Yさんのパーソナルフィルターと顕在意識は、「家を建てる!」ための手段を限定していた。すなわち、「もっと有能なサラリーマンになって稼ぎ、そして自分で支払う」と。そのために、結果的に失ったものも多かった。

潜在意識は無限の可能性(選択肢)から最適な方法で願望を実現させようとする。それを邪魔してはいけない。そのことを理解したYさんの人生は、その後「正のスパイラル」に切り替わり、願望実現の連鎖を呼び込んでいる。

Yさんの願望実現の軌跡をあえてここで紹介することはしないが、その実現は恐らくあなたの想像を超えた方法である。

「莫大な情報」と「強大な動力」を有する潜在意識に相談しない手はない。

画策は、百害あって一利なしだ。

あなたは今そこで、明るく元気に、そして誠実に生きていればいい。願望は必ず潜在意識が実現してくれる。

SSDS-GAM「実現」、是非!
http://www.selsyne.com/aim/products/ssds-gam/jitugen/index.htm

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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