脳波測定で癒しの効果を探求する。
音楽療法という言葉を初めて聞く人がいるとしても、音楽療法的癒しは多くの人が経験しているだろう。
音楽の他にも絵画や文学、演劇などの芸術には癒し効果がある。
テレビ局から、仏像を見ている人が癒されるのを脳波で検証したいという相談を受けたことがある。彫刻という芸術にも癒し効果があるのだ。
癒し効果は芸術に限ったことではない。どんな分野にしろ、技術の粋を集めた結晶には癒し効果が生じる。
大自然や動物、美人やイケメンの顔、身体にも癒し効果がある。
人は何かに魅了されたときに癒される。
「魅了」を辞書で引くと「人の心を引きつけ、夢中にさせること。」とある。
それでは、人は何に心を惹かれ、夢中にさせられるのか。その答えは“美しさ”だ。
人は、美しいものに惹かれ、魅了され、そして癒される。・・・心の中が空っぽになるのだ。
あなたが何らかの“美”を発しているのなら、それで十分に価値がある。あくせくしなくても生きることができる。美は、天寿をまっとうしうる最大の代価なのだ。
お金に執着しすぎると、美しさが抜けていく。だからますます醜くなる。
話を戻そう。
一昨年の暮れ、音楽の癒し効果を特集した番組がテレビ金沢でオンエアされた。金沢医科大学の神経科・精神科で音楽療法を実践している北本福美さんが取材を受けられている。北本さんは、日本音楽療法学会に所属されているそうだ。
オンエアの映像は、テレビ金沢のウェブサイトで今も見ることができる。
http://fcslib.tvkanazawa.co.jp/karada/broadcast/?bc_id=136#
さて、『まじめな正論』と『たのしい暴論』のもう一方をご案内したい。たのしい暴論の方だ。
前々号でお伝えした『テレビ番組からのオファーで、コンサート中のオーディエンスの脳波を測定。』の件だ。
6000Hzの癒し声を持つというヴォーカルのライブ会場に潜入し、オーディエンスの脳波を測った。この番組のオンエアが迫ってきた。
どんな風に編集されているのかなー。私の心に期待と不安が入り交じっている。
オンエア情報は、セルシネ・ニュースでお届けする。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/
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