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2011年10月14日 (金)

シンボリックアカデミー主宰のはるひなた氏。

今月はシンボリックアカデミー関連の2つのイベントに参加した。一つはシンボリックセラピーのセラピストコース、もう一つは出版記念パーティーである。

シンボリックセラピストコースは何日にも渡って開催されている講座で、今回は2時間半+30分の時間を頂き「意識と脳波、そしてセラピストに役立つこと」のタイトルでスペシャルレクチャーをした。

今回レクチャーした内容の元は15年ほど前に作ったもので、これはSSI社から当時ビデオ「成功する自己操縦法」として発売した。現在このビデオの販売は終了しているが、このビデオからピックアップした書籍がきこ書房から現在も複数出版されている。

このセミナーをする度に講師マニュアルをブラッシュアップし、非常に高い完成度に仕上がっていた。しかし・・・、飽きてきた。たぶん、歌手が昔大ヒットした曲を一時期歌いたくなくなる心境に似ているのではないかと思う。

それに、これは少し自慢になるが、このセミナーの受講生達が各々の領域でこの内容を発信し続けてくれている。だから、知れ渡ったノウハウを今更私がレクチャーする必要もない。実際、当時と同じ質問を(例題を提示)するとその正解率が飛躍的に高くなっている。

今回シンボリックアカデミーからご用命頂いた際、このことを考えた。心を扱う人には基本中の基本だから伝えたい。でも私自身が飽きているし、受講生の多くもたぶんよく知っているだろうと。

そこで、私がやったことはレクチャー内容の練り直しである。単なるブラッシュアップではなく、一からの見直しだ。

そして9日の開催日を迎えた。

与えられたレクチャー時間は僅か2時間半だったので、受講生とのアイスブレーク作業はカットしていきなり本題に入った。休憩タイムも無しだ。(受講生の皆さんすいません・・・)

レクチャーを展開しながら「成功」と「失敗」をひしひしと感じた。

成功した部分は、セラピストを養成する視点でネタを入れておいたこと。これからクライアントと接する中できっと役立ててもらえると思う。

また、ここ数年展開しているファインブレイン研究会の成果である精神鍛練の達人の具体的な脳波測定データを紹介できたこと、そして、テレビに出演して様々なシチュエーションで脳波を測定したシーンの放映も良かったと思う。

失敗した部分は、理論を分かりやすく理解してもらうための事例をカットしたことによる納得感の希薄さだ。受講生の“目から鱗が落ちる”はずが手応え無く、空振りだったポイントが幾つかあった。

Symbolicseminar1_3
助かったのは、受講生がちゃんとそこを質問してくれ、何点かは後で補うことができた。ただそのために、結局30分もセミナー時間をオーバーしてしまった。

5分単位で進行表を作る(ワークによっては当然秒単位のものもある)私には考えられない時間オーバーだった。

Symbolicseminar2_2
「そんなにきっちり分単位で進められないよ」と思う人もいるかも知れないが、緻密な計算と経験でそれは可能なのだ。しっかりと納得してもらえるようにレクチャー内容を準備していれば、むしろ毎回時間が長短することの方があり得ない。

このセミナー風景を撮影したビデオを弊社ウェブサイト「セミナー・講演」紹介ページに、受講生からもらったアンケートもあわせて掲載した。

今回のセミナーでのレクチャー体験は、私に色々な気づきをもたらせてくれた。

「おもしろい!」・・・この一言に尽きる。

今後のセミナー展開が益々楽しみになってきた。

このセミナーの3日後には、シンボリックアカデミー主宰者はるひなたさんの出版記念パーティーが渋谷のアンジェパティオで開かれた。

Angepatio
本のタイトルは、「シンボリックリーディング-あなたの記憶の図書館に行く方法-」である。

Symbolicbook
潜在意識には膨大な情報が蓄えられているから、問題解決や創造性を実現する上で使わない手はない。

とはいうものの、具体的な活用方法が分からないという人も多いだろう。そういった人達が迷うことなく潜在意識から情報を汲み上げるために、シンボリック(象徴的)な情報を手がかりとした方法を教授してくれている。

ひなたさんは20年ほど前にSSI社で一緒に働いていた仲間で、2000年に私が独立してからも、独立の先輩として色々なアドバイスをくれている。

2001年に書き始めたメルマガ「『成功する人』と『失敗する人』の決定的な違い」が数日で1800名の読者を獲得して、まぐまぐの新作マガジンランキングで総合2位となったのも、執筆の背中を押してくれたひなたさんのお陰だ。

アカウントを作っただけで放っておいたツイッターとフェイスブックも、ひなたさんが背中を押してくれて、ツイッターのフォロワーは25000名を超えた。フェイスブックはまだよちよち活用の段階だが、ツイッターとはひと味違った楽しみを得ている。

これだけではない。独立当初にJMA社(現、日本NLP学院)が運営していた北岡泰典氏のNLP部門の運営責任者となる縁を授かったのも、ひなたさんの「SSIで一緒に働いていた松島君が社長やってるから声かけてみたら・・・」というひと言が切っ掛けだった。

お陰で、NLP創始者の一人であるジョン・グリンダーを初めて日本に招聘するというプロジェクトに関わることができた。

使い切れないほどの能力を私達は持っている。しかし、その殆どは潜在能力として眠ったままだ。この度出版されたひなたさんの著書は、その能力を呼び起こす切っ掛けをあなたに提供してくれるはずである。

Angepatiokaijyounai
このパーティにはユニークな人達が沢山いらっしゃり、また、先日のセミナーを受講してくれた人との再会もあり、とても楽しく刺激的な時間だった。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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