フジテレビ「とくダネ!」からの脳波測定オファーで、鍋料理の“心オープン効果”を検証して。
今回フジテレビの「とくダネ!」から脳波測定のオファーを頂いたテーマは、「料理の種類によって初対面の人達の親密度に変化は生じるのか?」というものだった。
比べられた料理は、「普通の料理」「焼き肉料理」「鍋料理」の3種類である。あなたは、どう予想するだろうか。
ロケが行われた場所は、渋谷駅から歩いて1分程の所にある「焚火家 TAKIBIYA」というお店である。
食事する被験者は各料理毎に4名が揃えられた。
全員の脳波を測れればベストだが、今回は2名ずつを選んで測定することにした。
私の他にコミュニケーションの専門家として、パートナー・コミュニケーションスクールの坂井敏昭校長が参加者の様子を観察された。
リポーターは、森本さやかアナ。
サーモグラフィーによって、被験者の温度も観測された。
被験者達の会話や仕草を観察しながら、坂井校長が親密度の変化を評価していく。
私はひたすら、被験者達の様子を映すモニターと脳波解析モニターを見比べながらオープンマインド(親密度)を評価した。
結果はご覧の通り、一目瞭然である。鍋料理でのα波が増えているので、他の料理よりもオープンマインドになっていると評価できる。
きっと、鍋料理の作り方や取り方、部屋の湿度と温度などが、被験者達の心を開かせる作用となったのだろう。
正直なところ、脳波についてはもっと詳しい検証が必要だった。同じα波でも、優勢率を採るのか、含有率を採るのか、平均電圧を採るのかで結果は変わってくる。また、実験の前/中/後の脳波を比較することも重要である。
ただ、今回はもっと別の視点で興味深い脳波測定結果が表れた。被験者がどの料理に割り振られたかということだ。詳細は割愛するが、「実験する側の無意識が被験者を選択している可能性」等である。
明検法、単盲検法、二重盲検法による実験結果の差が、人のプラシーボ効果やバイアス、あるいは特殊能力を浮き彫りにするのだ。この特徴や能力の解明は、自己統制のスキルアップに役立つのである。
全てはコルパーに成るために、そしてコルパーで在り続けるために・・・。私の活動の全てはこれに収斂されている。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/
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