日テレ「所さんの目がテン!」からの依頼で、カピバラの癒し効果を脳波測定で検証。
3月14日、テレビ番組制作会社から電話が入った。これまでに「所さんの目がテン!」と「世界一受けたい授業」で何度かオファーを頂いている会社だ。
今回は「所さんの目がテン!」で、「カピバラの癒し効果を脳波で検証してみたい」とのことだった。
電話で実験方法を詰めていき、3月22日に実験を行った。
カピバラの他にパンダ、仔猫、ワニの映像を被験者に観てもらって、それぞれの映像再生後に閉眼安静脳波を測定した。
被験者は20代から50代までの男女8人である。
4月20日に放送された番組から画像をピックアップして、いつものように脳波関連ポータルサイト「NOWHADAS」に掲載した。
今回のレースで判定に用いた“癒やされ値”は、スローα(α1)波、ミッドα(α2)波、ファストα(α3)波、β波の平均値(電位)と分布率、優勢率の大きさとバランスから割り出したものだ。
ある被験者がカピバラの映像を観た後、実際に脳波を測定した結果をご覧頂こう。このグラフは、最も“癒やされ値”が高かった被験者の例である。
一目瞭然、非常にリラックスしていることが分かる。こうして得られた各脳波の平均値と分布率及び優勢率を、あらかじめエクセルに用意しておいた“癒やされ値”算出式に代入しグラフを作成する。その結果が以下の通りである。
このように、各種動物の映像から受けた被験者の“癒やされ値”平均を比較し、その結果を私の「つぶやき」という形でコメントした。(実際には、カピバラの2パターンを測定したので計5本の棒グラフが立っている)
ここまでが私の仕事だ。
これを元に、番組が視聴者に分かりやすいグラフにブラッシュアップして放送された。
被験者が小さなモニターの映像を観ての実験だったが、それでもハッキリと動物による“癒やされ値”の違いが表れたのには正直驚いた。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/
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