日テレ「世界一受けたい授業」からのオファーで、シャワーを浴びると学習能力がアップするのかを脳波で検証。
1月に日テレ「世界一受けたい授業」から脳波測定のオファーを頂いた。シャワーを浴びた時の“頭スッキリ”感を検証したいとのこと。
ロケは1月29日、品川の新幹線がすぐ脇を通る銭湯で行われた。
被験者には男性10名が集められていた。
シャワーを浴びると“暗記力”や“計算力”が本当にアップするのか・・・
オンエアは、3月8日(土)の午後8時ちょっと前から、いつものように始まった。3時限目「保健体育」、シャワーやお風呂を何度に設定すればそれぞれの効果を最大限に発揮できるのか、早坂信哉先生(大東文化大学准教授、温泉医科学研究所所長)の講義である。
ダイエットしたいなら 40℃で15分(10分肩までつかる、2分足首ストレッチ、2分肩ストレッチ、1分ゆっくりつかる)の入浴法。ただし、ホニャララの条件が付けられた・・・。
次に、運動や仕事の疲れを残したくないなら、お湯の温度はホニャララ℃。さらに、激しい運動で筋肉痛になりたくなければ、運動をする2日前にホニャララ℃のお風呂に入るといいと。ヒートショックプロテイン(傷ついた身体の部分を修復する万能のタンパク質)は身体を温めた2日後に急増するからだそうだ。
そしていよいよ、私が脳波測定で検証に関わった入浴法の紹介に入った。
その入浴法と脳波の結果は、いつものように脳波関連ポータルサイト「NOWHADAS」にOA画像で掲載した。
被験者から脳波解析PC画面にパンした際に、一瞬私の右手が映った。私の登場はこれだけ・・・。人生初の手タレだ!?
10人の被験者が取り組んだ暗記力と計算力のテスト結果が肯定的になったのを私も現場で目撃した。
さて脳波は・・・。43℃のシャワーを2分間浴びて、その前後の脳波に違いはあったのか?
OA画像の通り、眠気を示すθ(シータ)波は6.1が5.7に下がり、頭スッキリを示すミッドα(アルファ)波は2.8が3.8に上がった。いずれの数値も平均電位[μV]である。
早坂信哉先生曰く、「交感神経を刺激するので心身が緊張して戦闘モードに入る。頭がシャキッとして学習能力も上がる」とのこと。
OAでのこの発言を聞いて、ちょっぴり後悔した。であるならば、θ波とβ波あるいはファストα波のデータを提供すべきだったなと。後の祭りだ・・・。
相手の意図をくむコミュニケーション能力がまだまだの私である。
この後、加齢臭を消すには、ホニャララ℃で1分の朝シャワーがいいと紹介されて番組は終わった。
今回の番組制作会社から別の番組でオファーを頂き、ロケと脳波解析の提出を既に終えた。OA後にまた振り返りたいと思う。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/
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