脳波は脳の意識集中状態を表す。それ以上でもそれ以下でも無い。
第4期-気律脳波の達人「ザ・マスター」検定で収集した脳波の解析を一通り終えた。残念ながら合格者は出なかったが、最大値が39.7fsμVという高いアルファ波を示す受検者もいて収穫は多かった。
気律脳波の達人認定基準はとても高く設定している。そのため、明らかに能力が高いと思われる受検者がギリギリのところで不合格となるケースもある。そのときの残念そうな表情に真摯さを感じると共に、ちょっと申し訳ない気持ちにもなる。
一般的には、認定基準該当脳波(0.5Hz刻みの周波数)の強さは精々10fsμV代であり、20fsμV以上出る人は強い集中力を持っておられると評価できる。以前にもこのブログに投稿したことがあるが、昔、新人研修で二十数fsμVを出したOLの、事務処理速度とその正確さは群を抜いていた。
認定基準該当脳波が強く出るということは、“落ち着いた意識集中”状態であるということだ。
一般的な人の脳波と座禅歴5年の男性、そしてヨーギニー伊藤玲子先生の脳波をグナヨーガ紹介ページに掲載している。
(「グナヨーガ」は、アイアンドオン社の登録商標です。)
私が気律脳波の達人を探す目的は、サポーティング・バイオフィードバック訓練のノウハウを構築するためだ。ビデオ 第1回「気律脳波の達人『ザ・マスター』認定証授与式」とインタビューで述べている通りである。
脳波を測定することにより、意識の“集中”状態が分かる。どのように、そしてどのくらい集中しているかだ。・・・眠ることでさえ“集中”である。
理想の生き方、理想の人間像を実現している人のことを、私は「コルパー」と呼んでいる。
コルパーに成り、コルパーであり続けるためには、“心構え”の確立が重要である。人は結局、自分の心構えが作る現実を生きることになるのだから。
ご好評をいただいているメンタルセット/イメージトレーニング支援音響「SSDS-GAM『実現』」のダウンロード版を先日発売した。
SSDS-GAM「実現」は、あなたの脳波をアルファ波に誘導し、心構えの種を植え付けていく。
アルファモードになる、アルファゾーンに入るということは、イメージという種が脳に根を張って大きく育つための環境作りなのだ。
どんなに素晴らしいイメージを植え付けても、脳内環境が痩せていては実にならない。すなわち現実化は期待できない。
「正しい脳内環境作り」と「正しい種の植え込み」は、コルパーに成るための重要な条件である。どちらが欠けてもうまくいかない。たとえどちらかの条件が大変優秀でも、もう一方が未熟ならば大したことはない。
逆に、脳波が認定基準に達しなくても、どちらの条件もそこそこあれば大いに人生を謳歌できるのである。
気律脳波の達人検定とコルパー化支援を展開する中で、このことを改めて述べておきたいと思った。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/
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