アファーメーションとは。
ゴールデンウィーク明けの明日9日月曜日に、拙著「宣言 アファーメーション・バイブル ~言霊の生かし方~」が印刷会社から納品される。
発売日は6月1日を予定しているが、セルシネの会員/ユーザーには2週間ほど前倒しで販売を開始したいと思っている。
前著「速話聴取マニュアル ~テキスト&ワーキングシート~」はオンデマンド印刷で少量ずつ印刷しているが、今回はセルシネ出版を創業して大量印刷を決めたので、諸々の初めての準備を一歩一歩確認しながら確実に進めている。
アファーメーションは、人生成功/能力開発するための自己統御法の一つだが、これでSSDS(セルシネ・セルフディレクション・システム)のトライアングルが完成する。
速話聴取法を基軸とした脳の活性化法「SSDSーBAC」
イメージトレーニングの「SSDS-GAM」
そして、今回リリースするアファーメーション法の「SSDS-FAN」である。
SSDS-FANの紹介は、セルシネ出版のウェブサイトで展開している。
本当は、セルシネ出版のウェブサイトでは本の紹介だけにして、この本をシステム化したSSDS-FANはセルシネ・エイム研究所のサイトで紹介するべきなのだが、今は1ページだけに集中することにしている。
ビジネスマンやアスリートをはじめ、様々な人達の自己実現をサポートしてきたこの30年で、最も効果的なメソッドの一つがこのアファーメーションである。
サラリーマン時代の1987~2000年をアファーメーション法のFirst phase、セルシネ・エイム研究所を開設してからのアファーメーション法をSecond phaseと勝手に呼んでいる。
サラリーマン時代に展開したFirst phaseのアファーメーション法は、1998年に発売したビデオ「成功する自己操縦法 ~成りたい自分になり、送りたい人生を送る~」でひとまず完成した。
アファーメーション実践のポイントとして、当時は以下のようなことをお伝えしていた。
1.20音字(音節)程度のスクリプト(台本、文章)を作る。
2.断定形にする。
3.現在形/進行形/完了形にする。
4.一人称で表現する。
5.リズム良く。
6.前提条件として、脳波がα波優勢の状態(布団の中や速歩をしているときなど)で行う。
7.無理感が生じる場合には、中和公式(例えば、「・・・に成りつつある」)を用いる。
8.脳の一部領野は、「現実」と「鮮明なイメージ」との区別がつかない。これを証明する簡単な実験の体験。
9.言動を左右する脳へのプログラミング理論。
10.顕在意識と潜在意識の力関係と役割。
11.言葉を吐く際、対象に対して肯定的なプラス(+)だけにするとそれは「叶」となり叶う。これを実現するのがアファーメーション。
個人セッションの際には、以上のポイントを踏まえながらオリジナルのアファーメーション・スクリプトの作成をサポートし、それを実際に唱えてもらうわけだが、20代だった私の前で、大の大人が男女の別なくワンワンと号泣されることもあった。
正しいアファーメーションは、カタルシス(精神的浄化)をも引き起こすのだ。そして、目標達成へのモチベーションや問題解決の閃きを誘発していく。
アファーメーション(affirmation)の辞書的意味は、以下の通りである。
1.断言。肯定。主張。
2.存在や真実性の確認。
3.判決や決定されたことに対する支持や追認。
アファーメーションは一見とても簡単で、切れ味の良い自己統御法である。しかし、単なる自己統御法でしかないと言うこともできる。
アファーメーションで自己統御したからといって、人生成功するわけではない。人生失敗に向かうことすらある。そういう例も少なからず見てきた。
闇雲に潜在意識をコントロールしようとするのではなく、潜在意識と対話する姿勢が大切である。そして、人生の道理的理解も重要である。
これらの要素を加味しながら進化させてきたのが2001年~2016年までのSecond phaseのアファーメーション法であり、その集大成が本書「宣言 アファーメーション・バイブル ~言霊の生かし方~」である。
明日の納品が楽しみだ。沢山の読者に届けたい。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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