言霊の生かし方。
「言霊の生かし方」は、6月1日に出版する書籍「宣言 アファーメーション・バイブル」の副題である。
アファーメーション(affirmation)という言葉を使っているが、だからといってこのメソッド(技法)が欧米の専売特許ということではない。そのことを明確に示すために、この「言霊」を副題に用いた。
アファーメーションについては、前号の「アファーメーションとは。」で既に述べている。
本稿は、「言霊」の意味について考えてみたいと思う。
言霊の辞書的意味は、「“発した言葉が現実化する”という不思議な力のことで、日本の古来から信じられているもの」である。
ここで問題になるのが「不思議」という言葉だ。
不思議とは、そのようになる理由が分からないこと、説明がつかないということである。
即ち、言霊の作用は未科学ということだ。
「こうすればこうなる」という再現性を保証するのが科学であるから、アファーメーションも言霊も、未だ未科学というしかない。しかし、未科学だからといって、そういう理があるということを否定できるものでもない。
科学的検証は重要だが、既成の科学の上だけにしか自身を築けない者には、想定を越えた際の細くて脆(もろ)い弱さがある。もちろん、未科学や非科学を妄信的に信じるのも危険である。やはり、バランス感覚が重要である。
霊とは、身体に宿って身体を支配し、或いは、身体から脱けても存在しうるとされる心の働きのことである。
本書の「はじめに」で、アファーメーションとは祈りであり、祈りとは「頼願転誓」(らいがんてんせい)することであると述べた。頼みや願いが誓いへと転じたとき、人は大きな実現力を発揮するのだ。それは、道理と呼応するからである。この働きによる実現力のことを霊験(れいげん)という。
不思議な力を持つ剣のことを霊剣(れいけん)というが、ルールに則った正しい言葉づかいも不思議な力を発揮する。この霊言(れいげん)のことを、我々日本人は古来より言霊(ことだま)と呼んできたのだ。
本書では、人が情報を感受する感覚を五感としているが、実際には、それ以外の感覚、いわゆる第六感もある。本書27頁にも、そういうクライアントの実体験を少し紹介している。
私達は、全身に沢山の共振システムを持っている。この共振システムが、遠く離れた時空で発せられた情報を受け取ると考えられる。
トータルセッションでは、この共振システムのチューニングや集中力開発のメソッドも提供している。
しかし、これも未科学の域を出ていない。よって、本書では、そのような言及を極力避けた。が、本書を忠実に実践すれば、自ずと形而上(はっきりした形が無く、五感ではその存在を知ることが出来ない)学的な体験を引き寄せ、引き込んでいくことだろう。
今後の配達販売の予定は、セルシネの会員向けが5月18日開始、一般向けが6月1日開始と予定している。是非!
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/
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