黒船特派員ジョナサン・シガー氏との動物癒し効果検証の珍ロケ。TOKYO MX「5時に夢中!」からのオファーで実施した脳波測定が強制終了。
TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン株式会社)の番組「5時に夢中!」から脳波測定/脳コン解析サービスのオファーを頂いた。
同局からは、4年前に番組「リスアニ!TV」で寿美菜子さん(歌手・声優)のプリティー・フィーバー度を脳波測定で判定して以来だ。当時の模様は、ブログ「声優/歌手の寿美菜子さんのプリティフィーバー度を脳波で判定。TOKYO MX「リスアニ!TV」からのオファーにて。」に投稿している。
脳波で神経伝達物質の分泌量を測ることは出来ないが、癒やされ/オープンマインドとなった脳ではスローα波が強く出るので、それを推し量ることが出来る。
各脳波の特徴を正確に記述しようとするとどうしても長くなるので、テレビ番組にはこのように端的な表現で説明することにしている。
この脳波グラフは、新型脳波測定器「アルファテック7」の専用脳波解析PCソフト「マインドセンサー7」のものだ。
発売早々の7月に仕入れたのだが、四ヶ月経った今も測定精度が安定しないために、弊社サービスのラインナップには加えられないでいる。この間に「マインドセンサー7」とセンサーベルトの改良がメーカーによって施されたのだが、それでもまだ納得できない。
しかし、この新型脳波測定器がやっていること、やろうとしていることは凄い。不具合を手なずける方法に目星が付いてきたので、今回のロケで使うことにした。テレビ初お披露目である。
台風22号の強風がまだ残る10月30日(月)、千葉県の東京動物専門学校でロケは行われた。
被験者は、黒船特派員ジョナサン・シガー氏だ。この後、ジョナサン氏の体を張ったロケが展開される。“癒し”がテーマなのに・・・
まず、ジョナサン氏の通常の脳波を測定した。ツイッターでもつぶやいたが、こんなに近くで、こんなに綺麗で透き通った青い目を見たのは初めてだった。
そして、順番に各動物で脳波測定をしていった。犬ではさすがに素晴らしい癒し効果が出た。
犬といい勝負になるだろうと予想していた猫では、測定結果が奮わなかった。ジョナサン氏が白状した。「僕、猫アレルギーなんですよ」と。
続いては兎。何故だかまた癒やし数値が上がらない。するとジョナサン氏からまた衝撃の言葉が発せられた。
過去の辛い体験は、当然“癒し効果”にもマイナスの影響を与える。普段は兎に接することも滅多にないだろうから、トラウマがそのまま残っており脳波に反映したのだ。もちろん、兎との適切な触れあいを繰り返すことで、この種のトラウマは解消していくことも出来る。この方法を暴露療法という。
それにしても、“癒し効果”の高得点が期待された猫と兎に対して、ジョナサン氏にこんなマイナス要因が隠されていたとは・・・。唖然とした反面、その反応を脳波測定で捕らえることが出来たことに嬉しさを感じた。
ペリカンは、くちばしをこっちに向けられると“先端恐怖症”のような感覚で怖かった。くちばしから喉に掛けての薄い膜は、ジョナサン氏曰く、「お餅のように柔らかく伸びて気持ちいい」のだそうだ。
そして、結果的に最後の検証となったアルパカ。基本的には温厚な動物だが、嫌なことをされると唾を吐きかけるのだそうだ。
その通り、唾吐きの連発をくらい、私は思わず悲鳴を上げながら檻の外に駆け出た。その私を追いかけてアルパカも檻の外へ。
それを見ていた向かい側の檻の中で子馬が私を見て笑っていた。フレーメンかもしれないが、「やーい」と笑われているように私には感じられた。アイコンタクトして、その子馬と一頻り会話を交わした。可愛かったー。
ジョナサン氏もアルパカと心を通わせた。
そのとき事件は起きた。
敢えなく脳波測定による“癒し効果”検証は終了となった。
この後も様々な動物たちが予定されていたのだが、ここで強制終了となってしまった。
今回は、単純にスローα波の平均電位だけで“癒やされ効果”の順位づけをした。アルパカは、ジョナサン氏の体感値である。
この日のコメンテーター二人はとても個性的で、私と同じ1964年生まれだった。'64年組、いいね!
感謝。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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