深層自己対話による顕潜一致こそが自己実現のスタート。
私達には、自分が「気づいている意識」と「気づいていない意識」が機能している。
「気づいている意識」を顕在意識と呼び、「気づいていない意識」を潜在意識と呼ぶ。
やっかいなことに、顕在意識と潜在意識が別々の目標を持っていることがある。
どちらの意識も、その目標達成のために持てる情報と力を駆使する。
この2つの意識には決定的な差がある。保有する情報は潜在意識の方が圧倒的に多く、自分を動かす力も圧倒的に潜在意識の方が大きい。
しかし、だからといって「内なる戦いは決着している」とは限らない。
そもそも、一人の人間の心に相反する目標が設定されるのはなぜだろうか?
顕在意識の目標が正しいのか? それとも、潜在意識の目標が正しいのか?
人生で最も不幸なことは、「顕在意識と潜在意識のボタンの掛け違い」である。そして、殆どの不幸は「顕在意識と潜在意識のボタンの掛け違い」によって生じている。
「内なる戦い・・・」や「どっちが正しい・・・」レベルに止まってはいけない。一つステージを上がって、俯瞰して、心を開いて、正義を以て顕在意識と潜在意識を一致させることが大切だ。
深層自己対話による顕潜一致こそが自己実現のスタートだ。
顕潜一致は実に楽しい。人馬一体のワクワク、ドキドキ、スリル、充実感もある。
エミール・クーエが提唱した「意思力」と「想像力」の関係にも似ている。
「意思力と想像力が競ったならば、必ず想像力が勝る」
「意思力と想像力が合致したならば、その力は足し算でなく掛け算である」
「意思力は、想像力を誘導することができる」
書籍「宣言 アファーメーション・バイブル ~言霊の生かし方~」 の第21鍵「離観」に、顕潜一致に似た視点で「理感一体」を書いている。
是非!
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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