コーヒーに含まれるカフェインとポリフェノールの効果を上手に利用する方法。それは、いつ飲むか!? 毎日放送「林先生が驚く初耳学!」からのオファーで若狭勝氏の入眠脳波を測定して感じたこと。
「コーヒーを飲むと快眠が得られる!」と聞いて、あなたはどのように思うだろうか?
私が初めてこの説を聞いたのは2013年の5月だから、丁度5年前だ。
テレビの情報番組からオファーを頂き、カフェインの結晶なるものを舐めた被験者の入眠脳波を測定した。
ディレクターから「舐めてみますか?」と薦められて、私も極々少量(直径2,3ミリ程の粒)を舐めてみた。量が過ぎると危険なのだそうだ。専門家もロケ会場に呼ばれていた。
味はしないし、何の変化も無いだろうと私は高を括っていた。ところが程なくして、胸のあたりの違和感に気づいた。緊張したときに感じる胸の“スースー感”と言ったらいいだろうか?
量を間違えると確かに大変なことになりそうだと感じた。
実験の方は残念ながら入眠効果を脳波測定で見いだすことができず、このロケは没となった。
今回、毎日放送「林先生が驚く初耳学!」からオファーを頂いた入眠脳波測定は、普段あまりコーヒーを飲む習慣の無い若狭勝氏が、昼間に3杯程度飲むのを一週間続けた後に実施された。
脳波センサーは、安らかな入眠を妨げない弊社特製の「エンフレック」 を用いた。
脳波センサーの装着を終えると、廊下を挟んで向かい側の部屋に移り、脳波解析モニターと若狭氏を映すモニターを注視した。
入眠判定の方法は、このブログでも度々述べてきたが、例えば、「HTB(北海道テレビ放送)の新番組「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」で開催された『全日本寝落ち選手権 男子個人』in札幌ドームで、タレントさん達の脳波を測定し睡眠判定。」の通りである。
専門家によると、コーヒーに含まれる成分はカフェインよりもポリフェノールの方が多く、このポリフェノールに寝付きを良くする効果が期待できるのだそうだ。
成分比率の他に、効果が現れる時間にも差があるのかもしれない。
今回の実験の味噌は、コーヒーを昼間に飲んだということだ。
昼間の活動がエネルギッシュとなり、それが入眠を誘った・・・。
若狭氏によると、「30分ぐらい眠りにつけなかったのが、最近は眠りやすくなったように感じる」とのことだった。
いつ飲むか? 今でしょ!
とはいうものの、寝る直前ではなさそうだ。正解を求めるために、もう少し詳しい実験をしたいところだ。
今回のロケとオンエアも、楽しい体験をさせて頂いた。感謝。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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