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2021年6月15日 (火)

vol.329 この“δセービング機能”が、あなたの熟睡を包み込む。

私は、「脳波測定/脳コン解析サービス」をご注文頂いて、大学や企業、そしてテレビ番組の脳波測定実験に参上する。

 

そんな中で比較的多い脳波測定実験が終夜睡眠脳波である。すなわち、被験者が眠っている時の脳波を一晩中測定しながら観察するのだ。
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5時間~8時間ほどジーッと観察し続けるのは大変そうに思うかもしれないが、私はこの測定が全く苦にならない。被験者の就寝状態を映すモニターと、脳波を表示するモニターを並行的に観察する。脳波が型通りの推移を見せることもあれば、特異な様相を見せることもある。

 

脳波測定の分野では、「α(アルファ)ブロッキング」という言葉が使われる。

 

脳波測定の基本は、被験者が“閉眼安静”になって測る形だ。被験者が閉眼安静になるとα波の優勢が続く。これを「脳のαモード」と呼ぶ。ところが、例えば被験者が目を開けるとそのαモードが途切れる。これがαブロッキングである。

 

睡眠時の脳波測定をする場合、被験者の眠りが深くなるに連れてδ(デルタ)波のパワー(電位)が増してくる。順調にいくといわゆる90分サイクル(90分と言っても実際には数十分程度の幅がある)に入る。

 

ところが、δモード(徐波睡眠)に移った途端にそのδ波が途切れることがある。原因は幾つかあるが、例えば被験者自身のイビキである。

 

睡眠が深くなり始めて筋肉が弛緩し、気管を塞いでしまうからだ。

 

イビキはまだいい、息が続いているので、δモードを維持できることもある。ところが、睡眠時無呼吸症候群に陥ってしまうとそうはいかない。ほぼ確実にδモードは途切れてしまう。これを、αブロッキングに倣ってδブロッキングと私は呼んでいる。

 

先週、福岡の会社からご用命頂いて、ある寝具の快眠効果を検証するために2夜に渡って終夜睡眠脳波を測定した。この時、被験者があることに邪魔されて、頻繁にδブロッキングが生じる事態があった。それを観察する中で、新たなネーミングが閃いたので記しておきたい。

 

近年、様々な方面で快眠サポートの実証実験が行われている。枕やマットレス、抱き枕、香り、BGM、空調、バイブレーション、自律訓練法、催眠、サプリメント、入眠導入剤など様々である。

 

それらは正に、δモードを守るための試みだ。

 

δモードを“守る”だから、「δラッピング」或いは「δセービング」、「δディフェンド」、「δガード」、「δプロテクト」等々。

 

δモードを守り維持する方法や技術、効果、機能、グッズなどによって呼び方が変わってきそうだ。

 

これから、「δセービング効果」や「δセービング機能」「δセーバー」等というネーミングで解説し訴求していこうと思った。

 

その一例が、本号のタイトル「この“δセービング機能”が、あなたの熟睡を包み込む」である。

 

そんなことにも思いを馳せたりしていると、終夜睡眠脳波の観察はあっという間に時間が過ぎていく。

 

 

セルシネ・エイム研究所 和田知浩

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