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2013年5月 3日 (金)

NHK Eテレ「テストの花道」~集中力を支配する!~(4.29OA)。脳波解説の捏造にもの申す。

NHK Eテレ「テストの花道」は、私の好きな番組の一つだ。大学受験に挑む高校生達の勉強を応援するテーマで、30分の放送時間に良くまとめられている。大人の頭脳活性化にも大いに役立つ。

 

しかし、先月29日にオンエアされた「集中力を支配する!」の回では、看過できない捏造が行われた。

 

“集中力”をテーマとした内容は関心が高く、弊社への問い合わせも多い。

 

昨年10月にオンエアされた同番組「集中のスイッチON!」の回では、集中力と脳波について同番組の制作スタッフから取材も受けている。

 

テレビを観る側だった昔の私は、テレビ番組などで“脳波”が変に扱われると、その都度ウェブ上で指摘や反論をしていた。

 

しかし、テレビ番組に出る側となった今は、いちいち指摘することは無くなった。“人の振り見て我が振り直せ”で精一杯だからだ。自分が関わった番組のオンエアを観て、“後の祭り”感を味わったことも少なからずある。

 

間違いは誰にでもあるし、意思疎通を欠いたことが原因だったりすることもある。それぞれにそれぞれのプレッシャーもあるだろう。

 

ただ、今回の同番組の脳波解説は、“捏造”と指摘せざるを得ない。番組内容の全体は良かった。それだけに、“脳波”だけが歪めて使われたことに憤っている。

 

以下の斜体文は、同番組ウェブサイトの「集中力を支配する!」の回の紹介文である。

 

「勉強に役立つ集中力スイッチON&OFFのコツをキミに伝授!さらに、集中力が必要とされる各界のプロが秘策を紹介。集中力を思うままに支配するノウハウの数々を送る。・・・好評のテーマ“集中力”。今回は、集中力を自在に支配するチカラを伝授。物事に集中できないのは、脳の中が散らかり、一つの作業を効率よく行えない状態。いわば、まな板の上に、ものがいろいろあって調理できないようなもの。キミの“脳のまな板”を使いやすくする秘策と、集中力を完全には切らさず、思いのままに回復させる極意を紹介。所ジョージ顧問、城島茂部長も、目からウロコのノウハウが満載だ!」

 

ちなみに、今回番組で使用された脳波解析システムは、弊社が販売/レンタルをしている脳波測定器「アルファテック4」と、これに付属している脳波解析PCソフト「マインドセンサー5」である。

 

それでは、問題の部分をピックアップしていこう。ナレーションは斜体で記す。

 

「今回は、集中していると現れる脳波、α波を測定する。」
01h

「集中している状態だと、α波は高い値を示し、さらに、増減も少なく安定する。これはまさに理想の状態。」
02


「それに対し、集中していないとα波は安定せず、ご覧のように激しく上下動を繰り返す。」
03

「まさに、集中の度合いがそのまま波形に現れるのだ。」
04

「集中するとα波が高い値で安定し、集中していないとα波が激しく上下動を繰り返す」とのくだりは少々問題がある。集中していないとそもそもα波は高く出ず平坦に近い。集中していないのにα波が激しく上下動するなら、それは眼球運動に起因するノイズの混入である。また、集中するとα波が高くなり、むしろ激しく上下動する。高いレベルで安定するという状態は特殊な状態で、一般的な測定現場でお目に掛かることはまず無い。

 

ただし、この程度のことなら看過できる。“見解の相違”と言われればそれまでのことだ。

 

番組は次のように続いた。

 

「まずは、普段の状態を知るために、おしゃべり中の集中力を測定。話題があっちこっちに飛び、注意も散らばり続けるため、α波の波形は激しいキザキザを記録している。」
05h

「ここでおしゃべりをやめ、単純な計算問題を行ってもらった。黙々と計算をこなしていくれな。しかし、波形は乱れた状態のまま。つまり、計算問題を始めても、いまだに気が散り続けているのは一目瞭然。」
06h

この後、集中力を高めるための方法が紹介された。そして、それを実践した被験者(れな)が改めて計算問題にチャレンジし、その脳波が測定された。

 

「それではトレーニング前と比べてみよう。分かるかなー。トレーニングの効果により、グラフのギザギザが少なくなっている。つまり、集中力にスイッチが入り、それが保たれている状態なのだ。トレーニング前と比べれば、その差は歴然。」
07h

このシーンが問題だ。そして、屁理屈を通すために脳波再生グラフを捏造している。

 

集中度を測るα波の見方として、番組が紹介した文言を再度確認しよう。

 

「集中するとα波は高い値を示し、増減も少なく安定する。集中していないとα波は安定せず激しく上下動を繰り返す。」

 

すなわち、α波の“強さ”と“安定”を集中力トレーニング効果を判定する指標としている。

 

この指標で上の比較グラフを見て、あなたはどのように判定するだろうか?

 

まず、強さは・・・。赤い横線(スレッショルド。ユーザーが任意に設定できる。同じ数値に設定していると信じよう)を超えた回数は、トレーニング後の方が約半分に減っている。最高ボルテージもトレーニング前の方が高いし、平均ボルテージもトレーニング前の方が高いように見える。

 

今回のように目を開けて作業する状態で、額から脳波を正確に測るのは難しい。アーチファクト(眼球運動などで生じる人体的なノイズ)が混入しやすいからだ。面倒でも、電極ペーストを使って髪の毛のある部位から測定するべきである。

 

さて、安定は・・・。これが、今回の捏造の核心である。確かにキザキザが減って安定しているように見える。しかしこれは、「マインドセンサー5」の時間軸の送り幅を画面上で長く(時間ブロックを小さな数値に設定してクローズアップ)する機能によるものである。

 

波形が安定したわけでなく、トレーニング前のグラフよりも時間軸を伸ばして再生しているのである。オンエアされた動画を見るとよく分かるが、トレーニング前のグラフを再生する時は青い縦線が細かく進み、トレーニング後の時は大幅で進んでいく。

よって、トレーニング前と後のグラフでは、後の方が「マインドセンサー5」の画面上では早く進んでしまう。それがほぼ同じ所要時間となるように、番組の編集では“早送り”の速度を調整している。

なぜこんな捏造をしたのだろうか? 脳波は正直である。集中力トレーニングに効果があるなら、必ず脳波に現れる。期待した脳波が出ないなら実験方法を吟味して欲しかったし、別の指標(脳波の別の視点)を見ることもできる。それでもだめなら、脳波実験は潔くボツにして欲しかった。

 

この捏造は視聴者をバカにしているし、脳波測定に従事している我々にも失礼だ。そして、出演者もだましている。たぶん。
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そもそも、折れ線グラフが安定している方が良いとなぜ思っているのだろう。繰り返すが、集中力が高まりα波が賦活してくると、グラフはむしろ激しくキザキザになる。高いレベルで安定して推移するというのは特殊な例だ。

 

もしかすると、「脳波の原波形」と「脳波周波数スペクトルの折れ線グラフ」を混同しているのではないだろうか?

 

このグラフは、「マインドセンサー5」で再生した脳波の原波形と各周波数のスペクトル棒グラフだ。左がβ波優勢時、右がα波優勢時のグラフである。
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β波優勢からα波優勢に変わると原波形は滑らかになる。分散緊張集中のβ波に比べて、落ち着いた一点集中のα波の方がキザキザ感は減る。そして、ボルテージも比較的強くなる。

 

この番組は、明日4日(土)午前10時に再放送される予定だ。

追記2013.5.21
問題の部分をピックアップして動画を編集しました。
追記2014.6.10
動画を配慮版に差し替えました。
https://selsyne.com/aim/audiovisual/contents/0062.mp4

 

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

 

 

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2012年6月25日 (月)

心霊を脳波で科学する・・・。遠隔治療の達人、来訪!

「今日、素晴らしい能力をお持ちの男性が脳波を測りに来て下さいました。後日ブログで紹介します。半分が過ぎようとしていますが、今年初めての本物の達人です。本物は隠れる時代に、本物に巡り会えるのは貴重です。自称能力者は沢山いますが、脳波を測ると何の変哲もありません。」

と、ツイッターでつぶやいた件の報告である。

研究者用高性能簡易脳波測定器BrainPro「FM-929」 の導入を検討してくださっているという男性からお電話を頂いたのが先週の火曜日、さっそく翌20日(水)にお越し頂く約束をした。台風4号の影響を心配したが20日未明には関東を通過し、午前中は何とも瑞々(みずみず)しい空が富士山の方向から東京に広がっていた。2012620102

セッションは、11時から15時迄の4時間に及んだ。

さて、何からどのように報告しようか・・・。

氏は、都内で鍼灸マッサージの治療室を営んでおられる。また、心霊を科学的に研究する公益財団法人で講師を務められ、この度、評議員に任命されたそうだ。「FM-929」は、この財団に導入したいとのこと。

うーん、難しい・・・。誤解されそうだ。早合点されそうだ。

“心霊”という言葉を聞くと、あなたはどんなイメージを想起するだろうか?

私は、心霊写真を思い出す。そして、イコール“いんちき”“怪しい”“偽物”と、ネガティブな言葉が次々と浮かんでくる。

脳波研究やメンタルトレーニングの分野に身を置いてかれこれ25年になるが、同じサポートする側でありながら、間違った心霊写真に歓喜する人達を沢山見てきた。例えば、「水玉が沢山写っている」とか、「手足が消えた」という類だ。

カメラをちょっと囓っていれば、なぜそのように写ったのか理解できるし、再現写真を撮ることも可能である。だから、そんな写真を以てスピリチュアルなどを語られると、一気に興醒めしてしまう。

だからといって、私が心霊現象を否定しているというわけではない。

中学生の頃だったと思うが、田舎の祖父母の家に大勢の親戚が法事で集まったときのことだ。その夜、宴もたけなわとなったとき、一人の叔父が私にこう言った。「知浩君、墓に独りで行って来れるか?」と。

私はそのゲームを平気でやってのけ、墓に行った証拠品を叔父に見せた。叔父はビックリした顔で、自分には絶対にできないと感心してくれた。

しかし、本当のところは私も怖かった。怖さの半分は、「猪や猿に遭遇してしまうかもしれない」という心配だ。だから、月明かりだけの裏山の細く長い坂道を登っているときは、獣に自分の存在を早く知らせて逃げさせるために大きな声で歌った。

私の心を占めていた恐怖のもう半分は、「もしかしたら幽霊が出るかもしれない」というワクワクした怖さだった。

なぜ、“ワクワクした怖さ”だったのかというと、幽霊が本当にいたら自分自身の世界観が大きく変わるからだ。否、変わると言うよりも劇的に広がるからだ。そして、そうするとテレパシーや念力、魔法などの能力も現実のことかもしれないと。

多くの人がそういう期待感を多かれ少なかれ持っている。そして、実生活が困窮している人ほどこの傾向は強い。

例えば、そういうお母さんに育てられている子供は、いわゆるUFOを目撃したり、心霊現象的な話をよくする。母親からの影響をもろに受けているからだ。

しかし、母親の生活が落ち着いてくると、子供はそんな話をしなくなる。母親から発せられる妄想が無くなるからだ。

心霊現象への期待感が大きくて妄信的になると、ちょっとした変化や違和感を心霊現象に結びつけたり、無意識からのメッセージなどと言ってしまう。

私の仕事柄、いわゆるスピリチュアルカウンセラーとたまに話すこともある。もちろん本物もいらっしゃるが、多くは偽物の思い込みである。

しかし、そういう偽物も、素直でまじめな人の場合が多い。ただし、安直なのだ。

例えば、私が観てもらっているときに、窓から光が差したとする。偽(未熟)カウンセラーは、私を取り巻く明るさの変化に気づいて、それを元に占う。「良い兆しが出ていますよー」と。あるいは、エアコンが自動で働いて風温が変わったとき、その温感を以て占う。一事が万事で、そういうことが、枚挙に遑(いとま)がない。

そのタイミングで照明(そのときは、窓の外の街灯が点灯したときだった)や空調が変化した偶然も、それを必然であると考える見方もあると思う。しかし、私に偽物と思わせてしまう理由は、そのカウンセラーの見識(物事を深く見通し、本質をとらえる判断力)の弱さだ。とてもこの人の言葉には乗れないと感じてしまう。

上辺だけで、そして思い込みで暫く生きることも可能だが、地に足が着いているとは言えない。そういう生き方は結局長続きしないし、多くの人に長く支持されることもない。

念のため、ここで言葉の意味を確認しておこう。

“心霊”を辞書で引くと、「肉体を離れても存在すると考えられる、超現実的な心の主体。魂。霊魂。」とある。

“心霊現象”を引くと、「死者の霊魂と生者との交霊現象、テレパシー現象、千里眼的現象、念動・念写など、現在の科学では説明できない超自然的な現象の総称。」とある。

恐縮だが、私が「偽物のスピリチュアリストだ!」と斬り捨てるカウンセラーやヒーラーは、真偽の区別ができない人なのだ。全てを一緒くたにしてしまう。安直に・・・

閑話休題。

来訪された氏に、脳波測定器「FM-929」の使い方をデモンストレーションした後、氏の心霊的能力を実際に披露してもらった。

私が写真を提示すると、そこに写っている人の「現在」と「撮影当時」の状況を感じ取り、的確に描写された。

次に、私自身にアプローチしてもらい、実際にヒーリングも受けた。数分が経った頃だろうか、私の左鼻の奥(鼻腔を形成している骨)が“パチッ”と鳴った。そして、その後のセッションの間中、肋骨の違和感を解放したくて、私は何度も背筋を伸ばしつつ胸をグーッと開くような動作を繰り返した。

これらの体験が、溜まっていたストレスの解放現象であることは、心霊素人の私でも容易に想像できた。

他にも、私の脚を叩きながら「このテンポの波動を感じます」と。私はそれが約5Hzであることがすぐに分かった。この辺のリズムの脳波をいつも研究しているからだ。「私が最近やっている貧乏揺すりのテンポです」と告げると、氏はにっこり笑って頷かれた。

私は普段、貧乏揺すりはしないが、当日の一週間程前辺りから貧乏揺すりをしている自覚があった。単なる貧乏揺すりではなく、貧乏揺すりに意識的な揺すりもプラスして、大きく且つ力強く揺すっていた。何らかのストレスが溜まっていたのか、何かの波動にシンクロしていたのか、それは今でも分からない。

当然、お客様を迎えているときには貧乏揺すりなんてしない。しかし、氏にはハッキリとこのリズムが伝わってしまったようだ。

治療中における氏の脳波は、ミッドアルファ波が優勢で、中でも10.5Hzが特徴的だった。そして、デルタ波も強くリズミカルに出ていた。

デルタ波についてはノイズの可能もあり、今後の更なる検証が必要だが、波形を見る限りノイズの影響ではないとの印象を私は持っている。ただ、その最中、私は目を閉じていたので氏の様子を観察できていない。いずれにしても、さらに多角的に検証してみる必要がある。

残念だったのは、セッションの終盤で私の気分が少々悪くなり集中力が途切れてしまったことだ。鼻孔が埃っぽいようなむずむずした感覚だ。瞑眩(めんけん)反応かとも思ったが、どうやら埃がセッションルームに入ってしまったことが原因のようだ。

その日は爽快な気候だったので窓を開けていたのだが、後半は粉塵(ふんじん)が入ってしまったようだ。

10年前はとても窓を開ける気はしなかった。すぐに足の裏が黒くなるからだ。都政のお陰で大分空気も良くなっているが、この日は午後から粉塵が舞ってしまったようだ。

またまた話が逸れた。閑話休題。

氏が評議員を務められる公益財団法人の協会は、関東大震災があった大正12年(1923)に設立されている。そして、昭和24年(1949)には財団法人に、その後、法改正に伴い公益財団法人となっている。

理事や評議員も錚々(そうそう)たる面々だ。その中に、自律訓練法の重鎮で、30年ほど前に脳波測定器のカタログに推薦文を書かれた先生も発見した。その頃からは格段に進歩した脳波測定器で、どんなエビデンス(科学的根拠)が得られるか、とても楽しみである。

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まだ協会の了承を得ていないとのことなので、ここに協会名を告知することは控えたい。また、氏のHPに協会へのリンクが掲載されているので、氏のお名前を紹介することも控えたい。

同じ理由で、この日の脳波解析のグラフを掲載することも控えたいと思う。

セッションが終わり帰られるときに、写真を4枚撮らせて頂いた。その中の一枚である。私よりも二つ年上だが、非常に若々しい男性だった。

氏や協会と共に、心霊分野を科学的に探求できる日が楽しみである。

脳波測定を通じて、様々な分野のファインブレインに出会えることに感謝しつつ、今日はこの辺で・・・

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2011年2月28日 (月)

心理学者・富田隆氏ご来訪・・・まるでサンタクロースのようだった。

先週の水曜日、ちょっと季節外れの、そしてちょっと若いサンタクロースが現れた。

セルシネの電話が鳴ったのは朝9時を数分回った頃だった。「駒沢女子大学の富田と申しますが、今日お邪魔して脳波測定器を見せてもらうことはできますか?」と。

16時半からの面会を約束して電話を切った後、さっそくネット検索してみた。

「やっぱりそうか・・・」。掲載してあるご本人の写真と電話口の柔らかな物言いがピタリと合致した。

テレビでもお馴染みの心理学者・・・、あの富田隆氏である。

挨拶もそこそこに脳波測定器「FM-717」をさっそくご体験頂いた。

当然、富田先生は臨床用脳波計も含めて様々な脳波測定器を活用されてきているので、3分間の測定を1回行っただけで「FM-717」の反応が適当であることを認めて下さった。

その後、脳波解析PCソフト「パルラックス2」(「FM-717」のオプション)の操作を簡単に説明したところで、本システムの購入を決めて下さった。否、その日に現金でお支払い頂いたので、実は購入をほぼ決めてご来訪下さっていたようだ。

ただし、その気前の良さとこのお顔を以て冒頭に“サンタクロースが現れた”と言ったのではない。

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私が「いつの日か・・・」と昨年から淡く祈念していたことが、今回の富田先生とのご縁で実現する可能性が出てきたことがその理由だ。

一つは、禅僧の脳波を測定すること。

ファインブレイン研究会の活動でヨーガや武道の達人達の脳波を収集してきたが、次の被験者として禅僧を探していた。

禅僧の脳波は脳波測定器の黎明期から沢山研究され、論文も多い。しかし、自身の手で、一流の禅僧の脳波を最新の測定器で追試したかったのだ。

「駒澤は曹洞宗系の大学ですから、これ(FM-717)を見て興味を持たれるお坊さんもいらっしゃるかもしれません・・・」と富田先生がポツリとおっしゃったのに間髪入れずに、「私にも是非測らせて下さい」とお願いした。

道元の只管打坐を実践するまっただ中の人達からどんな脳波が検出されるのか、凄く楽しみである。

もう一つの「実現する可能性」は、“音楽”である。

富田先生は、作曲家の神山純一氏とのコラボでアルファ波/リラクセーション系のCDをリリースされている。今回、脳波測定器「FM-717」をご購入頂いたのも、この一連のプロジェクトで活用するためなのだそうだ。

この話を聞いたとき、頭の隅に置いてあったアイデアを思い出した。

そのアイデアとは、ある法則を利用したメディテーション(瞑想)音楽を制作することである。

このアイデアを初めて人に話したのが昨年の1月である。相手はテンポ116の提唱者である片岡慎介氏だった。片岡氏はそれをさっそく音楽にし、その音のポテンシャルに驚きと興奮を伴わせながら私に報告して下さった。「今年出すアルバムの全曲にこの法則を加えますよ」と。

ところがその2週間後に突然逝去されたのだ。

その経緯はこのブログに投稿してきた通りだ。
『音楽家との嬉しい出会い。』 2010.1.17
『底知れない音楽の力・・・ご冥福をお祈り致します。』 2010.2.12

このアイデアを形にできる次のチャンスを待っていたというわけだ。

富田先生は、「それは面白いですねー。だって、この法則は本当に不思議なんですよねー」とおっしゃり、神山純一氏にこのアイデアを話してみると約束して下さった。

「禅僧の脳波測定」と「瞑想音楽の制作」。この二つのプロジェクトを実現する“縁”、そして脳波測定器を購入するために何十万もの“円”を持ってきて下さった富田隆先生のお顔がサンタクロースに見えたのだ。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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2010年5月17日 (月)

泡沫、刹那、偶然を増したソーシャルメディア「ツイッター」。

ツイッターを本格的に始めて1カ月、活用イメージがどんどん変わってきている。

前々号の投稿「ツイッター三昧の一週間。」で書いた見解が間違いだったかなと思うことがある。

それは、次の見解だ。

「いかんせん2000人フォローは多すぎる。いろんな人のつぶやきがひっきりなしにタイムラインに注がれる。リストを作ればいいという問題ではない。玉石混淆が良くない。もちろん人格を玉石で分けているのではない。私が欲しい情報か? 繋がりたい人か? という意味でだ。読むことも広い意味でのアファーメーションになるから、やはり注意が必要だ。」

そう思って、実際にフォロー数を1200人ぐらいまで減らした。

でも、これは違う。新しいソーシャルメディアに私の頭(観念)がついて行けてなかった。

古い観念が3つあった。

1.私のタイムラインを(狭い意味で)有意義なツイートだけにしたい。

2.私がフォローした人のツイートを(なるべく)漏らさず読みたい。ときにはさかのぼって。

3.フォロー数よりもフォロワー数の多い方が格好いい。

そうじゃなくて、タイムラインは泡沫で刹那で偶然であればあるほどいいんだ。

タイムラインを現実社会のミニチュア版にすればいい。マネジメントすべきはその後だ。

ソーシャルメディアは、個人営業の人達にとっても本当にありがたいメディアだ。

ソーシャルメディアは、まさに“個人”が生きるメディアだ。

セルシネ(Self actualization through Synergy)の実現に超有効なメディアだ。

人は、一人では何もできない。でも、目的を持って集まると莫大な成果が生まれる。

この1ヶ月間の新たな出会いに感謝して・・・。

ツイッターのタイムラインは泡沫で刹那で偶然であるほど良いと言った舌の根も乾かないうちに恐縮だが、私のツイートを全てご覧いただけるページを作った。
http://www.selsyne.com/aim/twitter/index.htm

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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2010年4月23日 (金)

ツイッター三昧の一週間。

ツイッターの日本語版がスタートして、今日でちょうど2年になるそうだ。

ちまたの話題に押されてアカウントを作ったものの、有意義な使い方がイメージできなくてそのまま放っておいた。

それを旧友に発見されて、それから10日ほど経ってからやっと正式に始めてみようという気になった。

それから一週間とことん使ってみた。初心者のくせに、もう分かったつもりになっている。

最初にやったことは、セルシネ・エイム研究所のHPトップにツイッター・ウィジェットの設定である。

形や色の設定を何度もやり直して、今のデザインに落ち着いた。自画自賛だけど、なかなかいいでしょ?

お客様との遣り取りをウェブ上に掲載することはなかなかできないが、ツイッターなら合意の上だから問題ない。無味乾燥となりがちなHPに、人間味が漂い始めた。

ただ、ウィジェットを開設した当時にフォローしてくれていたのは2名だけだったので、次にやってみたのは友達さがしだ。手当たり次第フォローしていった。

2000名が最初の上限だとヘルプに書いてあったが、それよりも早く制限が掛かった。あまりにもフォローペースが速すぎたのかな?

フォローの追加ができない間は、ツイートしたり、他の人のツイートを読んだり、あるいは、過去に投稿したブログにリンクしてツイートをしてみたりしていた。

そして、フォロー制限が解除されたらまた一気に手当たり次第にフォローした。ほどなく2001名で再度制限が掛かった。

リファローしてくださる人もどんどん増えて、わずか数日で1000名を突破した。

著名な人にも気楽にメッセージが送れたし、ツイッターをしなければ知り合わなかったであろう人からもメッセージが届くようになった。当初の目的だったビジネスという枠を超えてきている。

新しい繋がり方が本当に面白い。

が、しかし、いかんせん2000人フォローは多すぎる。いろんな人のつぶやきがひっきりなしにタイムラインに注がれる。リストを作ればいいという問題ではない。玉石混淆が良くない。

もちろん人格を玉石で分けているのではない。私が欲しい情報か? 繋がりたい人か? という意味でだ。

読むことも広い意味でのアファーメーションになるから、やはり注意が必要だ。

それに気づいて、昨日から順次フォローを解除している。現在やっと1854人まで減らした。まだまだ減らす必要があるが、仕分けるのは大変な作業だ。

フォロワー数が1万人を超えると別次元の展開があると教えてくれている人もいるが、そのためにフォロー数をむやみに増やすことはできない。

そう思っている今も、魅力的な人からフォローされるともちろんリフォローする。だからなかなか減らない。最初に手当たり次第フォローしてしまった自分が恨めしい。

地道につぶやきながらフォロワーを少しずつ増やすべきだった・・・。

こんなツイッター三昧の一週間だったが、新しい出会いに感謝!

これからはコツコツといきたい。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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2010年4月16日 (金)

日本ツイン首都化構想に大賛成。

(「首都」というのは私の早とちりでした。首都機能を並立させるということではなく、単に大阪を「都」にするということのようです。)


島根県石見地方で18年、東京都大田区で2年、大阪府門真市で2年、東京都練馬区で23年暮らしてきた中年独身男の独り言・・・。

大阪府を都にして日本をツイン首都にするという構想、凄くいいと思う。

そんなことができるのか!

初めて聞いてから何日が経過しただろう、いまだにワクワク感が心の底を流れている。

政治家が発信するビジョンはこうでなくっちゃ。

初めてだと思う。政治家のビジョンを聞いて、私自身の人生構想が大きくうねり始めたのは。

実現できるのかできないのか、あるいは国としてのメリット/デメリットはどうなのか、門外漢の私には分からないが、私個人の心がワクワクしているということだけは事実である。

そして、今この時点の私の考えや行動に変化をもたらしている。

ツイン首都になったら、私は絶対に大阪で暮らしたい。

「政治にロマンを」なんて聞くが、このことか。

なぜこんなにも私の心がワクワクするのだろう。大阪に友達や親戚が多いから? 故郷の島根に近いから? 本当の理由が私自身にも分からない。

それでは、他の人はどうなんだろう。

ツイン首都構想に反対する人がいるとすれば、どんな理由なんだろう。首都は東京だけでいいと思う一部東京の人? 今のままで仕事をしていたいと思う大阪の一部役人? いずれもそんなにはいないと思うんだけど。

メリットは沢山あると思う。危機管理的にもいいし、経済発展的にもいい。

ここ15年のIT技術は凄い発展ぶりだけど、これからもいろんなインフラが劇的に展開していくと思う。そして、国の形までも。

ビジョン次第で今のあり方が変わる。

政治家はロマンを発信し、全力で実現せよ。

マスコミ担当者も自身の役割を再確認せよ。

国民一人ひとりも克己せよ。

克己はしんどい? いやいや、克己した方が楽だし楽しい。

いい人生を、いい日本を作りませんか?

大阪をもう一つの首都にする。私はいいと思うなー。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2010年3月21日 (日)

群馬からの珍客。

先週土曜の午後、ずけずけと荒っぽい物言いの男性から電話があった。「カウンセリングに脳波測定を導入したいんだけど・・・」

と、ここまではよくある話だ。

しかし、その後の希望がちょっと普通とは違っていた。

結局、その後2回の確認電話があり、まずは体験セッションをご利用いただくことになった。

お電話の主は、群馬県前橋市に拠点を構える「メンタルヘルス・ケアセンターぐんま」の多菊敏幸所長だ。

体験セッションで、一昨日初めてお会いした。

経歴を尋ねると、面白い答えが返ってきた。Tagiku2010319

脳波測定器を体験しに来られたのに、測定器のことはそっちのけで、いろんなお話をした。

群馬で面白い展開が始まるかもしれない。

廊下から一望する町並に、イメージで地図を重ねながら「ここなら車の方が便利だから、今度は車で来るよ」と、手提げに入れた脳波測定器を片手に帰って行かれた。

ところで、さっきまで読売テレビの「マヨブラジオ」で、ブラックマヨネーズの『セクシー我慢対決』が放送されていたはずだ。脳波測定で私も登場しているはずだが、どんな風に編集されていたのだろうか? 東京では見れないので残念!

後日、制作会社からオンエアのDVDを送ってもらうことになっているので、それまでのおあずけだ。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
http://www.selsyne.com/aim/

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2010年3月15日 (月)

自己統制の探求者、来訪。

週末、川崎から一人の男性が来訪された。今年の1月に脳波測定器アルファータ「FM-717」を購入して頂いたお客様だ。

「FM-717」をある設定にして測定したときの異常に関するご相談だ。

「FM-717」を弊社かメーカーにお送り頂くか、弊社にご持参頂くか、私がお客様宅を訪問するか、一緒にメーカーへ持ち込むか、この選択肢の中から、弊社にお持ち頂くことを選ばれた。

15時に来訪され、あっという間の4時間半だった。

嬉しかったのは、1月にフジテレビで放映された「激☆王」の第1弾「激辛王」に私が脳波研究家として出演した番組を偶然ご覧になって、「FM-717」の活用を思い立ったのだと教えてくれたこと。

思い返せば、オンエアの一週間後に弊社HPの申込フォームからご注文があり、翌日には代金のお振り込みを確認し「FM-717」を発送した。実に坦々としたものだった。

でも水面下では、セルシネが発信する様々なイベント(出来事)にお客様の心と行動が呼応してご購入に至ったということが、時系列でつぶさに知ることができた。

とても嬉しかったし、手応えを感じたし、セルシネの活動に協力してくださっている人たちへの感謝の気持ちが心の深いところから湧いてきた。改めて・・・

38才の氏は、昨年4月に購読した自己啓発系の書籍を切っ掛けに、自己統制法に取り組み始めたそうだ。

成功体験を先取りするイメージトレーニング、α波と恍惚感を誘導する呼吸法等々。自己流で荒削りながら、確実に能力開発を実現されていた。

話しが弾んで2時間が経過した後、いよいよ「FM-717」の症状確認かたがた、氏の脳波を測定してみた。

床にあぐらをかいて呼吸法を開始。息をハッハッと吐いていたかと思うと、今度は息を瞬間瞬間止めて、自転車をこぐように両肩をグルグルと回しながら快感の玉を胸から頭の方へと移動させていく。

ダイナミックな呼吸法のために、脳波測定は厳しかった。でも、氏の自己統制法が間違っていないことは1回目の測定からすぐに分かった。

いい脳波が出ているのだ。ミッドα波を中心とした山形の波形で、かつリズミカルにミッドα波がさらに強く抜きん出る。

1月下旬に「FM-717」が届いてから、脳波を確認しながら自己流に微調整を加えているのだそうだ。まさに、的を射たバイオフィードバックトレーニングだ。

研究資料として、脳波解析PCソフト「パルラックス2」で脳波データを取らせてもらった。そのときの脳波がこれだ。

20103131

ノイズが収まって最初に出たミッドα波は、36.5μVを示した。この後、氏の呼吸や身体の動きが脳波をコントロールする様子は非常に興味深かった。

気がかりは、氏のおっしゃる「FM-717」の不具合が再現されたことだ。お持ちいただいた「FM-717」を預かり、修理伝票を添えてメーカーへ送った。

今日にはメーカーに届くので、まずはメーカーからの見解を待ち、その後しっかりと善後策を講じたい。本件で今週はちょっとバタバタするかもしれない。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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2010年2月12日 (金)

底知れない音楽の力・・・ご冥福をお祈り致します。

SSDS-GAMの第1弾、メンタルトレーニング・サポートサウンド「実現」を昨年12月に発売したが、凄く調子がいい。

自己実現の方法というのは、突き詰めれば突き詰めるほどシンプルになる。どんな分野でもそうだと思う。

本編は30分弱のサウンドだが、その実践方法の解説には今も手を加え続けている。お客様により良く、そしてより具体的な成果を受け取ってもらうためにだ。

おかげで、「パーソナルサポート」の効率が非常に良くなった。セッションで目的を共有した後は、四の五の言わずに、まず自宅でSSDS-GAM「実現」を実践してもらう・・・。それだけで「パーソナルサポート」の目的達成、というケースも出始めた。

それは当然のことだ。クライアントがオンリーワンの成功を実現するための方法は、私ではなく、クライアント自身の潜在意識が知っているのだから。

SSDS-GAM「実現」の制作とブラッシュアップのために、この数ヵ月間私自身が聞き続けたことによる成果の実感は、「様々なチャンスが人生に流れ込んでくる」ということだ。

冒頭に述べた「凄く調子がいい」というのは、私自身と周りが変化しているという実感を指している。

セミナー開催やテレビ出演のオファー、セッションの申し込み、様々なビジネス提案・・・。これまでにないペースで入り始めた。私はただそれらと誠実に向き合い、選択し、精一杯こなしながら進んでいるだけだ。

そんなオファーの中の一つが、月のテンポ116の片岡慎介氏からのものだった。

1月12日に「はじめまして」のタイトルでメールをいただき、さっそく(偶然だったが)15日の新月の日にお会いした。このときの様子は、17日に投稿した『音楽家との嬉しい出会い。』のとおりだ。

優しく語りかけてくださる片岡氏に、その懐に飛び込むような気持ちで会話した。お互いの思いをぶつけ合った。

翌16日には、私が提案した「ある法則」を片岡氏がさっそく音にし、その音の限りない可能性を直感して電話とメールをくださった。「凄いことになりますよ」と。奥様もその音を聴いて「凄い」とおっしゃっていると。

興奮冷めやらず、17日にもお電話をいただいた。そしてメールも遣り取りした。「アルバムを今年出す予定で曲を作っているんですが、この要素を全曲にブレンドします」と。

凄く楽しみだった。

1月25日に、ちょっと本題からは外れるが、チャクラとテンポに関するデータを投げかけた。

ところが返信が来ない。

「ああ、創作活動に入っておられるな」と思っていた。

技術者でも芸術家でも、創作活動に入るとドーパミンが出て没入してしまう。

しかし、返信が来ない理由は別にあった。

一週間ほど入院された末、2月1日に逝去されたそうだ。一昨日この報に偶然接した。

1月15日に初めてお会いし、16、17日はお電話とメールで遣り取りした。その一週間後に入院されたことになる。この一週間に何があったのか。

片岡氏にお会いして間がないため、共通の知人もいないのでさっぱり分からない。

ニューアルバムを楽しみにしていたが、それは叶わぬ夢となった。

でも今にして思えば、ご自身が亡くなるわずか半月前に会いに来て沢山の思いを語ってくださったこと、そこに大きな意味を感じずにはいられない。

今は何の約束もできないが、いずれきっと何かを形にできると思う。

ご家族にお悔やみを申し上げますとともに、片岡慎介先輩のご冥福をお祈り致します。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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2010年1月24日 (日)

ポラリティを操る素敵なセラピストとの出会い。

またまた、きとりかさんのブログから素敵な女性が体験セッションに来てくれた。

ポラリティ・セラピストのnamiさんだ。namiさんのブログ

ポラリティセラピーという言葉を初めて聞いた。ポラリティというのはプラス/マイナスの極性を意味する言葉だそうで、人の磁場を利用して心身のエネルギーを整えていく療法とのこと。

磁場療法といえば、テレビ番組のロケでタレントさんの脳波を測定したパワースポット「分杭峠」を思い出す。「オンエアされた分杭峠での脳波測定で考えたこと。」

namiさんの体験セッションの目的が「自身の脳波を測ってみたい」だったので、40分ほどの会話の後さっそく測定してみた。Nkarasawanouha1

グラフ右側の優勢率をご覧いただくと分かる通り、リラックス集中傾向を基本としながらも、意識分散を示すベータ波も4分の1程度優勢になっている。

namiさんの凄かったのはここからだ。測定を繰り返すごとにミッドアルファ波の優勢率がみるみる高くなっていった。さすが、日頃から心身の状態に聞き耳を立てながらセルフコントロールされているだけある。

7回目の測定結果がこのグラフである。Nkarasawanouha2

数値データの一番右の項目「スレッショルド」がα2(ミッドアルファ波)だけを表示しているのは、フィードバック音をミッドアルファ波だけ有効にしてバイオフィードバック・トレーニングをしたからだ。

バイオフィードバック・トレーニングをこれほど素早くマスターされる人は非常に珍しい。

ミッドアルファ波の平均ボルテージも、7.0μVから9.5μVに伸びている。この平均ボルテージが20μV、30μVと伸びていけば、namiさんも達人の仲間入りだ。

Nkarasawa1 すなわち、namiさんの能力がより具体的に花開くだろうということだ。

例えば、何となく・・・、もしかして・・・という感覚で受け取っているメッセージが、確信の気づきとなる。

そうなったときのnamiさんは、益々素晴らしい仕事を具現化されていることだろう。

今回は、計9回の脳波測定を行った。

持参された音叉(チューニングフォーク)を鳴らしての脳波測定も興味深かった。脳波測定で客観的なデータを集めていくと、音叉のうまい使い方を導き出せると思った。

セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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